初めての英検®チャレンジ~5級に合格するには
小学生が英検®5級に合格するのに最適な勉強法を解説します。
単語の暗記方法
まず一番大事なのは単語の暗記です。自学自習の習慣を付け、お子さんがしっかりと自主的に単語の暗記に励むようになれば理想的です。
おすすめの暗記法はリング式の単語帳を作ることです。リングで小さなカードが束ねられている白紙の単語帳を用意します。表に英単語を、裏に日本語訳を書きます。もしお子さんが自分でやりたがったら、たとえめちゃくちゃな字だったとしても自分で書かせてあげてください。
完成した単語帳はリングに閉じて従来の単語帳のように使っていただいてもいいですし、リングから外してバラバラに床に置いてカルタのように取るゲームをしてもいいと思います。
ここで重要なのが疑問詞の暗記です。5級で決して外せないのがWhat, When,
Where, Which, Who, Whose, Why, Howなどの疑問詞です。疑問詞のカードもかならず作っておきましょう。余裕があれば What time, How many , How much, How tall, How oldなども入れておきましょう。どの疑問詞が何の意味か毎日のように確認するとよいです。
問題の傾向別の対策
次に問題の傾向です。5級では筆記問題は3種類出てきます。
まず大問1は語句空所補充形式です。カッコの中に当てはまる単語を四択の中から選ぶ問題です。単語の意味を理解していれば答えを導き出せる問題です。この大問1が難しい場合は、単語力に難があると思われます。単語の暗記を頑張りましょう。
大問2は会話文の空所補充問題です。ここでは単語・熟語力と会話の流れを読む力が問われます。単語・熟語の意味が分かれば答えは導き出せるはずです。単語の意味が分かるのに答えが分からない場合は、読解力の問題です。過去問などを何度も解き会話の流れを掴む練習を行いましょう。
大問3は語句の並び替え問題です。文法が問われる問題です。文法をしっかり理解していないとむずしいかもしれません。すべてが分からなくても「場所を表す語句は最後」など分かるところを当てはめていって、頑張って消去法で答えを導き出してみましょう。
リスニングの着実に伸びる勉強法はずばり「音読」です。自分の口で正しい発音を真似しているうちに耳も英語の発音に慣れていきます。単語だけでなく大問2のような会話文も音読してみましょう。
これが英検®5級の勉強法です。一番大事なのは自学自習です。自分から英語力を上げていけるようになれば無敵です。英検®5級合格を目指して頑張りましょう。
高橋葵 英検®指導スペシャリスト