「しゃべる」を引き出すメソッドがある。それが、ECCジュニア!

琴似駅前教室

コトニエキマエキョウシツ

土曜日開講

土曜日開講

幼児歓迎

幼児歓迎

大人・シニア

大人・シニア

英検®準会場

英検®準会場

漢検®

漢検®

算数計算

算数計算

お問い合わせ

HP専用ダイヤル

(講師直通)

050-5267-4455

※お問い合わせ専用ダイヤルです。営業を目的とした連絡は固くお断りします。

教室日誌

2025.11.16
カテゴリー: イベント報告

「発表会の舞台裏で見た、成長という奇跡」11月9日発表会より

「発表会の舞台裏で見た、成長という奇跡」11月9日発表会より

ECCジュニアの発表会が終わりました。子どもたちが日頃のレッスンで習っているダイアローグやパッセージを暗記し、身振りや声の表情をつけて発表します。毎年感動です。

 

リハーサルの日。具合が悪くなった生徒さんがいたので、私がそばについていました。そのとき、ほかの生徒たちが言ったのです。「先生、私たちだけでも進められるから大丈夫」。その瞬間、胸の奥がじんわりと温かくなりました。子どもたちは、私が思う以上に頼もしく成長していました。
そして、今年の最優秀賞はなんと小学2年生。見事に堂々としたスピーチをやりきりました。高学年が取るものだと決めつけず、まっすぐ練習を重ねてきた姿が本当に美しかった。努力は年齢を超えます。

 

裏方の中学生たちも本当に立派でした。机の配置、受付、投票の集計まで、彼らが率先してやってくれました。昨年までは講師たちがやっていた仕事なのに。それを「自分たちで考えて動く」姿勢に変わっていたのです。会場全体が静かに整い、温かい空気に包まれていくのを感じました。

 

発表の中で、もう一つ忘れられない出来事があります。中学2年生のグループに、インフルエンザで出られなくなった生徒がいました。私は「その子の朗読部分は先生が代わりに読もうか」と提案したのですが、生徒たちは首を横に振り、「大丈夫、私たちで分担するから」と言いました。本番まで残り1時間半。急きょパートを分け合い、覚え直し、何事もなかったように発表をやり遂げたのです。緊張の中にも確かな自信と仲間への思いやり。その人間性は私の遥か上。
全員が自分たちで工夫していました。講師に頼ることなく、台本を読み込み、どんな演出がいいかを自分たちで決めていく。やらされるのではなく、自分たちで考えて作り出すことが普通になっています。

 

ただの英語発表会ではなくなってきました。子どもたちが「誰かのために」「自分のために」努力する姿、その中で生まれる小さな責任感や優しさ、そうしたものが積み重なって、一つの舞台を完成します。
その成長を目の当たりにできたことが何よりの喜びでした。

 

できなかったことができるようになる。迷っていた子が、自分で判断して行動するようになる。そうした瞬間に立ち会うたびに、「教える」という仕事の深さを感じます。今年の発表会は、私にとっても「子どもたちから教えられた日」になりました。
※保護者様と生徒さんの感想はいただいていますので、後日、まとめて発表します。