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教室日誌

2026.3.28
カテゴリー: クラス通信

落ち着かない子はダメですか? 小学1・2年生の教室で感じること

落ち着かない子はダメですか? 小学1・2年生の教室で感じること

「落ち着きがない」は本当に弱点?

 

小学1年生、2年生の時期。

 

この頃は、いわゆる「落ち着きがない」と言われる様子が見られるお子さまも少なくありません。

 

ふと関係のないおしゃべりが始まったり、
気になる教材を見に行ったり、
お友だちのところへふらっと近づいてみたり。

 

ECCジュニア琴似駅前教室でも、もちろん同じです。


正直に言うと、講師としては少し複雑な気持ちになることもあります。

 

「集中できないようなレッスンなのか?」
「このレッスンで英語が身についているのだろうか?」

 

そんなふうに考えてしまうこともあります。

 

そして子ども自身も、どこかでそれを感じているのでしょう。

 

「俺はダメなんだ」

 

そんな言葉を、ぽつりとこぼしたこともありました。


でも、いざテストをしてみると——

 

驚くほどしっかりできている。

 

高得点を取って、
「ああ、ちゃんと聞いてくれていたんだ」と、私の方がほっとさせられるのです。


そんな日々の中で、
忘れられない出来事がありました。

 

ある1年生の生徒さんが、教材のシールを忘れてしまったのです。

 

授業前なら準備できたのですが、レッスン中。
私は思わず「あらら、どうしよう」と首をかしげました。

 

そのときでした。

 

体が先に動くタイプの2年生の生徒さんが、すっと立ち上がり、その子のところへ行き、自分のシールを分けてあげたのです。

 

また別の1,2年生のクラスでのできごと。

 

私の進め方のミスで、
順番を飛ばされたと感じた生徒さんが、
涙目で「発表したくない」と立ち止まってしまいました。

 

こういうとき、私はそのまま進めることはしません。

全員がそろうことを大切にしています。

 

教室に少し重たい空気が流れたそのとき、行動が先になりがちの生徒さんが動きました。

 

ささっと隣に行って、
「アハッ」と笑いかけたのです。

 

すると——

 

さっきまで拗ねていたはずのその子の表情が瞬く間にやわらぎ、思わず笑ってしまったのです。


こうした場面を見て、私は思うようになりました。

 

「落ち着きがない」のではなく、

 

よく気づき、すぐ動ける力がある。

人の変化に敏感で、行動で関われる力がある。


もちろん、安全面はきちんと見守ります。

 

でも、それ以上に、

 

その子の持っている良さを、
しっかり認めて伸ばしていきたいと思っています。


教室には、いろいろな子がいます。

 

静かに考える子。
すぐに動く子。

 

どちらも必要で、
どちらも大切な存在です。


もし今、

「落ち着きがない」と感じて不安になっているとしたら、

 

それは、

 

その子の力が、まだ良い形で発揮される途中にあるだけかもしれません。