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『なんで英語を勉強しないといけないの?』
英語を勉強している子供たちが必ず少なくとも一度は思うことではないでしょうか?
『なんでぼく英語を勉強しないといけないんだろ。僕、日本語だけでいいよ。英語、使わないし。
小学校の英語はもうわかるし。』クラスでこう尋ねられた時、どう返したらよいか正直悩みました。
そもそも、この短時間に私の思いや経験をすべて話すのはムリですし、小学校の子供達にわかりやすく、
そして少しでもモチベーションがあがるように何と言って説明したらいいでしょう。
結局、悩んだ末に、次週こんな話をしました。
「世界で一番話されている言語はなあに?」
『英語~!』
「違います。中国語です。」
『えーーー!!』
「2番目が英語です。じゃあ、日本語は?」
『うーーん、わかんない。』
「10番目です!」
『おおお、結構上の方だね。』
「それじゃあ、2番目の言葉として(私たちが英語を学ぶのと同じように)学んでいる人たちが多い言葉はなーーんだ?」
『うーーん、やっぱり英語・・・・?』
「あたり!!」(※統計によっては中国語の場合もあるようですので、細かい点はご容赦ください。)
「そうなんだよね。ネイティブじゃないけど、英語をしゃべる人は世界に○億人とも○億人ともいわれてるんだよ。英語はネイティブの人と話す時だけでなく、中国人や韓国人や他の国の人と話す時にも使えるんだよ。」
「じゃあ日本語を学んでる人は??」
『……。少ないんでしょ?』
「そうなのよね。日本語を学んでいる外国人はあまりいないから、つまり日本語をしゃべっているのは、
ほとんど日本人だけなんだよね。」
「みんな、少子化って聞いたことある?」
『知ってる知ってる!』
「じゃあ、これから日本の人口はどうなるっていわれているか知ってる?」
(※小学校中学年以上の子供達向けです。)
『減ってく!』
「そうだよね。じゃあ、日本語を話す人たちはどうなるの?」
『減ってく…。』
「その通り。寂しいよね。でも英語を話す人は何億人いるって言ったっけ?」
『○億人!』
「そうそう、良く覚えてたね。日本の外にもたくさんの素敵な人たちがいて、英語を使えば、
これからももっとたくさんの人たちと出会って、いろんな話をしたり、
一緒に何かをしたりできるんだよ。」
「それに、例えば外国でも日本語を使ってると思うと、海外に行くのも怖くないでしょう?
だから英語を使えるようになれば、海外に行くのも外国人とおしゃべりするのも怖くないんだよ。」
こんな話をしたら、子供達、妙に納得してくれたような気もしましたが、…。
とりあえず、必要なことだけはわかってもらえたでしょうか?