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2024年9月18日
カテゴリー: 教室だより
2024年9月号「know, often, hourはなぜ読まない字があるの?」

昨夜は、中秋の名月を雲の隙間からほんの一瞬だけ拝むことができました。

9月も後半になったというのに、日中は30℃を超える暑さが続いていますが、それでも朝晩はいくらか秋の気配を感じるようになりました。

 

教室では、ハロウィンの学習発表会に向けて、少しずつスピーチの練習をし始めています。そんな中、最近小学校高学年クラスでは、「今日、英語の話ある?」と、子どもたちからの素朴な疑問に答えるこのお話を楽しみにしてくれている子がいるようで、とても嬉しく思います。今年のハロウィン・パーティでは、この「小学生版・英語史クイズ」をやろうかと考えています。

 

ということで、今月は小5男子からの質問で「know, often, hourはなぜ読まない字があるの?」です。

 

knowだけでなく、<k>で始まり、それを発音しない単語は knife(ナイフ)、knight(騎士)、knee(膝)、knock(ノックする)、knit(編む)、knob(ドアノブ)、knot(結び目)、knead(こねる)など、たくさんありますね。なんで読まないのに書いてあるの?書いてあるなら読めば?…という疑問は、子どもだけでなく、大人でも持っている人は多いと思います。

 

実はこの<k>の文字は、昔は「ちゃんと読まれていた」のです。

300年くらい前までは発音されていたのが、17世紀末から18世紀にかけて、kn-で始まる単語の<k>の音は徐々に脱落していきました。

know /knou/ →
/hnou/ → /nou/

クノウ → フノウ → ノウ

という感じです。

 

kn- で始まる単語だけでなく、gn-で始まる単語、gnaw(かじる)、 gnash(歯ぎしりする)も同じです。<k>や<g>の音は発音しなくなったのに、綴り字はすでに固定していたため、文字と音がちぐはぐになってしまったのですね。

 

では、oftenの<t>はどうでしょう。

これも17世紀までは発音されていましたが、18~19世紀に<t>の音が脱落してしまったのです。often の綴りと音をよく見ると、<f> <t> <n>と子音が3つ繋がっています。このように、3つの子音の連続において、真ん中の子音が脱落する傾向にあるようです。castle(城)、Christmas(クリスマス)、listen(聞く)、soften(柔らかくする)もこの仲間です。

しかしおもしろいことに、「文字があるなら読もう」と、近年 /ɑːftn, ɔːftn/ のように<t>を発音する人が増えてきているようです。

 

最後に、hourの発音しない<h>について考えてみます。

<h>の音は最初から発音されずに文字だけありましたhour(時間)、honest(正直な)、hono(u)r(名誉)、heir(相続人)など、これらに共通するのは「すべてフランス語から入ってきた語である」と言うことです。フランス語では<h>は発音されませんし、その元のラテン語もそうです。ですから、発音しないけれど綴り字はそのまま残った、と言えそうです。

 

ただ、同じフランス語から借用した語であっても、habit(習慣)、heritage(遺産)、history(歴史)、hospital(病院)、host(主人)、human(人間の)などは<h>を発音するため、なぜhourやhonestでは<h>を発音しないのかは、残念ながらはっきりと説明できないところです。

 

…と今回は以上です。そして小学生の感想はこんな感じでした。

 

「know(クノウ)やoften(オフトゥン)は学校で英語の先生に使ってみようよ!」

 

「みんなでoften(オフトゥン)を言い続ければ、学校で教わる発音も(オフトゥン)に変わるよね?!おれらでまた発音変えていこうぜ!」

 

おぉ、なんと頼もしい~。

 

 

 

<参考文献>

『英語語源辞典』〔縮刷版〕、研究社、2022年

『ジーニアス英和辞典』〔第6版〕、大修館書店、2023年

堀田隆一『英語の「なぜ?」に答える はじめての英語史』研究社、2017年

#31. なぜ know の k は読まないの? | 堀田隆一(英語史研究者) #heldio「英語の語源が身につくラジオ
(heldio)」/ Voicy – 音声プラットフォーム

 

#3941. なぜ ”hour”, ”honour”, ”honest”, ”heir” では ”h” が発音されないのですか? (keio.ac.jp)

2024年8月31日
カテゴリー: 教室だより
2024年8月号「ローマ字と英語はどう違うの?」

↑帰ってきたウルトラマン!

6月号で紹介した「はらぺこあおむし」が、華麗に変身して帰ってきました。おかえり!

 

全国的に比べると夏休みが短い長野県ですが、今年は例年よりもほんの少しだけ長かったようです。

しかし、気がつけばあっという間に夏休みは終わり、すでに2学期が始まっております。楽しい時間はすぐに過ぎてしまいますね~。皆さま、充実した良いお休みが過ごせたでしょうか。

 

毎年夏休み中は特別課題として、CD・DVDを聞く(リスニング)、リピートする(スピーキング)、音読をする(リーディング)、ノートに単語を練習する(ライティング)を毎日行っていただく宿題を出しています。

 

 

暑くてかったるいし、面倒くさい、遊びたい…と、集中して課題に取り組めない要素が盛りだくさんの夏休みは、なかなか毎日決まった時間に英語の勉強をするというのは難しいことです。

しかし、英語だけでなく、毎日決まった時間に机に向かって勉強することをルーティン化してしまえば、身体が「やらなきゃ」モードになり、自然とできるようになるはず。

ぜひ、ルーティン化できるようにがんばっていきましょう!

 

 

さて、今月のお題は

「ローマ字と英語ってどうちがうの?」(←ローマ字なんて、やんなくたっていいじゃん!)

…という、小5男子からの質問(文句?!)です。

 

今は小学校3年生でローマ字を学習し、同時に少しずつ英語にも触れていくと思うのですが、「ローマ字はなんのためにあるの?」という、そもそもの存在意義がイマイチよくわかっていない子が多いようですね。

そのせいで、中学生になってもローマ字綴りの癖が抜けずに“make”が”meiku” に、”take” が “teiku” になってしまったりするわけです。

 

ところで「ローマ字」って、使われているアルファベットは英語と同じ文字ですね。

 

これらは「ローマン・アルファベット」と呼ばれ、今から2,800年ほど前にエトルリア文字がローマに伝わり、そこから派生したものです。大文字AからZ、小文字aからzまでのそれぞれ26文字は、英語だけでなく他にもイタリア語、スペイン語、フランス語、ポルトガル語 、オランダ語、スウェーデン語、デンマーク語、 ノルウェー語、ドイツ語など、非常に多くの言語で同じ文字が使用されています。

 

では、日本では最初から英語ではなく、なぜわざわざ「ローマ字」を学習するのでしょう。

 

小学校学習指導要領の国語科によると、「第3学年においては,日常使われている簡単な単語について,ローマ字で表記されたものを読み,ローマ字で書くこと」が目標に掲げられていますが、そもそも「ローマ字」とは「ローマン・アルファベット」のことですから、私たちが学んでいるのは「日本語をローマン・アルファベットで表したもの」というわけです。

 

では、なぜ日本語をアルファベットで表す必要があるのかというと、ローマ字表記が添えられた駅の看板や道路標識などをあちこちで目にしますが、それらを読めなければなりません。

地名の漢字が難しくて読めないときは、ローマ字があるとわかりやすいですよね。それに自分の名前や住んでいるところを他の国の人たちに伝えたいときには、ローマ字で書く必要性もでてきます。

さらには、パソコンのキーボードで日本語を入力するときにもローマ字で入力したりしますね。

 

こうした理由から、現在は小学校の3学年から、国語の時間の中で、ローマ字を学習しています。

しかし、ローマ字のつづり方は、日本語の音が子音と母音の組み合わせで成り立っている「訓令式」または「日本式」と呼ばれるつづり方で習うのが一般的なようです。

これは昭和29年に内閣告示されたもので、母音 a, i, u, e, oにカ行は k, サ行は s, タ行は t …のように子音を合わせて作られていますので、シンプルで覚えやすいですね。

 

ところが、この訓令式の表し方ですと、英語話者にとって違う音に読めてしまうものがあります。

例えば、「シ」は訓令式で “si” ですが、これだと「スィ」と読まれてしまいます。

そこで、h を加えて ”shi” のようにつづる必要性が出てきます。

これをジェームス・カーティス・ヘップバーン(ヘボン)さんが考案した「ヘボン式」ローマ字と呼び、日本語の発音を英語話者にも正しく読めるようにしたものです。「シ」の他にも、「チ」“ti” → “chi”、「ツ」”tu” → “tsu”、「フ」”hu” → “fu”、などがあり、パスポートなどの氏名表記には、このヘボン式が用いられています。

 

このように、日本人にわかりやすい文字の規則性で表した「訓令式」と、外国人向けの発音の明確さで表した「ヘボン式」があるものの、「ローマ字」は日本人の名前や地名など、日本語を海外の人たちに理解していただくために必要だということです。

 

これで「ローマ字」と「英語」の違いと、「ローマ字」学習の必要性はわかったかな?

 

…質問者を始め、3年生以上の小学生全クラスに伝えたところ、あっさりと納得してくれたようで、こちらとしては逆に「えっ?あんなにローマ字はいらねぇって言ってたのに、もういいの?」…と拍子抜けしました。

 

特に感想もなく、「わかった」でおしまい。

あらま。

 

 

<参考文献>

文部科学省 小学校学習指導要領(平成29年告示)第2章 第1節 国語

https://www.mext.go.jp/content/20230120-mxt_kyoiku02-100002604_01.pdf

 

小学校学習指導要領解説

https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2010/12/28/1231931_02.pdf

 

文化庁 小学校学習指導要領(国語)等におけるローマ字の扱い

https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kokugo/kokugo_kadai/iinkai_51/pdf/93718601_08.pdf

堀田隆一『英語史で解きほぐす英語の誤解-納得して英語を学ぶために』中央大学出版部、2016年

2024年7月23日
カテゴリー: 教室だより
2024年7月号「数字のとなりに書いてある-stや-thってなに?」

↑ウチのワンコ、本日16歳になりました*(^o^)/*

 

梅雨が明けました。

それにしても、尋常ではないこの暑さ

地球規模で暑くなっており、各地で災害となっているのが懸念されます。

この先、いったいどこまで暑くなっていくのでしょう?

 

 

子どもたちも暑さでバテ気味ではありますが、あと少しで1学期も終了となりますので、夏休みまでがんばりましょう!

 

 

さて、今回は小5の女の子からの質問です。

「数字のとなりに書いてある-st や -th ってなに?」です。

日付などの数字のとなりに July 21st のように小さいアルファベットが書かれているのが、なんだかよくわからない、とのことでした。

 

 

これは日にちを表すのに普通の1,2,3(one, two, three)…という数字<基数詞と言います>ではなく、first, second, third …のように(1番目の、2番目の、3番目の)という順序を表す数字<序数詞と言います>を使うため、読みやすくするために「ふりがな」のように小さい文字を付しているのです。書くときに必ずしも必要というわけではなく、間違えずに読めるようについているだけです。

 

 

そしてここで、1から10まで基数詞序数詞を並べて書いてみました。

 

 

また、数字に序数詞の「ふりがな」をつけて書いてみると、次なる疑問が出てきました。

「4からは 4th, 5th, 6th,…と-th なのに、なんで1,2,3は1st, 2nd, 3rdで-th じゃないの?」

全部同じならわかりやすいのに、ということです。

 

 

まず、「1番目の」<first>は、「前の」にあたる<fore>の変形<fir>に最上級語尾-st がついたものです。fore は、forehead, before, forwardなどにあり「前の」という意味ですね。よって「いちばん前の、最初の」が<first>となるわけです。

 

「2番目の」<second>は、英語本来の単語ではありません。え?ではどこからきたのでしょう。13世紀ごろ、ラテン語がフランス語を経由して英語に入ってきた語です。元々は、現在の<other>(他の)比較級である<ōþer> (þは昔のthです)が「1番目より他の、後にくる」という意味で用いられていましたが、それに代わって外来語の<second>が使われるようになりました。

 

「3番目の」<third>は、綴りもthree – third と似ていますので、語源は一緒です。古英語の時代(12世紀くらいまで)は þrēo – þridda となっていましたが、þridda からþride, そして16世紀以降に音位転換(音素の順序が入れ替わってしまうこと)によって thridから thirdとなったと言われています。

 

このように、英語の歴史をさかのぼってみると、first, second, third の成り立ちがよくわかりますね。そして4以上は規則的に -th がついていますが、これは後からそろえたと言えます。

 

 

小中学生のみなさん、いかがでしたでしょうか?

 

 

最初の質問についてはよくわかった!という反応でしたが、次の疑問については

「なんで1,2,3ばんめだけがとくべつなんだろう」

と、イマイチしっくりこないようでした。

「あー、そっか。1とう、2とう、3とうはとくべつでメダルもらえるけど、4とうからはもらえないからな。やっぱり1,2,3はとくべつなんだ!」

…と自己解決していました。

 

 

すごいな、きみたち!

 

 

<参考文献>

堀田隆一 hellog

#5499「古英語の数詞」

https://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/2024-05-17-1.html

堀田隆一 Voicy

#9「firstの -stは最上級だった!」

https://voicy.jp/channel/1950/164444

#10「third は three +th の変形なので準規則的」

https://voicy.jp/channel/1950/164742

#11「なぜかsecond「2番目の」は借用語!」

https://voicy.jp/channel/1950/164852

2024年6月20日
カテゴリー: 教室だより
2024年6月号「なんで大文字と小文字があるの?」

↑我が家の庭で見つけたはらぺこあおむし^_^

 

 

 

毎朝、犬の散歩をしながらラジオを聴いています。

以前にもご紹介しましたが、「Voicy」という音声プラットフォームの『英語の語源が身につくラジオ(heldio)』という慶應義塾大学の堀田隆一先生の番組です。

堀田先生は英語史がご専門の先生です。

 

 

「英語史」とひとことで言うと、とても難しそうな響きがあるのですが、堀田先生は非常にわかりやすくお話くださいますので、すぐにそのおもしろさにハマります。

そして、英語史は小学生・中学生の皆さんにもぜひ関心を持ってほしい分野なのです。

誰もが英語の単語や文法を学んでいくうえで、必ず「なぜ」「どうして」という疑問が出てくるのではないかと思いますが、英語の歴史を知ることで、その疑問の解決策が見いだされるかもしれないからです。

 

 

私自身も英語の学習者であり、また幼児さんから高校生に英語を指導しているものとして、英語史を通じて自分が学んだことを生徒の皆さんに様々な形で伝えていくことができたらと考えました。

そこで、今月から子どもたちから寄せてもらった疑問について、教室でフィードバックするのと同時に、こちらでも紹介していこうと思います。

 

 

子どもたちが感じた疑問を募ったところ、最初にあがったのが小4の女の子から「なんで大文字と小文字があるの?」という質問でした。

すばらしい質問ですね。英語のアルファベットを学習していると、なんの疑問を抱くことなく「当たり前」とやり過ごしてしまうところに、「なんで?」と感じてくれた感性がすばらしいと思います。

そして私にとっては、最初からシンプルな難題がきました(汗)

 

 

そもそも、アルファベットはいつ頃誕生したのでしょうか。

今から3700年くらい前に、パレスチナやシリア辺りの北部セム諸語の話者によってアルファベットの文字が発明されました。当時は22個の子音字のみでした。

その変種がギリシャに伝わり母音字が加えられ、さらにイタリア半島にいたエトルリア人に伝わって改良され、およそ1000年の時を経て、エトルリア文字がローマに継承され、今から約2700年前にローマ字(the Roman alphabet)ができたと言われています。

このローマ字は英語だけでなく、フランス語やドイツ語など、他の多くの言語でも使われています。そして、ローマ字がキリスト教を伝えるためにイギリスに持ち込まれたのは今から約1600年前です。

 

 

実はアルファベットには最初は大文字しかありませんでした。

しっかりとした字体が石碑などに刻むのに適していたからです。

それからだんだんと、速く書ける実用的な書体として小文字が生まれたのです。大文字は大きくて目立ちますので、文の最初や固有名詞の最初などに使われ、1画ずつていねいに書きますね。それに対し、小文字は速くサラサラと書くのに便利なのが、自分でも書いてみるとよくわかります。日本語で考えてみても、画数の多い見栄えのする漢字と、速く書けるひらがなやカタカナがあるのと同じように思います。

また同じ漢字でも楷書体や行書体、草書体など、さまざまな字体がありますので、場面や用途によって使い分けることができます。

 

 

ここで、「なんで大文字と小文字で形がちがうの?」という次なる疑問が生まれます。

<C, c> <K, k> <O, o> <P, p> <S, s> <U, u> <V, v> <W, w> <X, x> <Z, z>のように大文字と小文字で形が同じものもありますが、<A, a> <B, b> <D, d> <E, e> <F, f> <G, g> <H, h> <I, i> <J, j> <L, l> <M, m> <N, n> <Q, q> <R, r> <T, t> <Y, y>は形が異なりますね。

 

先ほどの漢字で例えたら、行書体や草書体のように、形を崩して書いていくと、元の文字が想像できなくなるくらい変わってしまいませんか。

例えば、楷書体で「あいうえお」は行書体だと「あいうえお」と「え」の形はだいぶ変わります。草書体はもっと崩れます。そう考えると、速く書くために形が違ってくるのも納得できます。

ですから大文字と小文字で形が違うのは当然のことなのかもしれません。

 

今回の質問の答えをまとめると、格式が高く、目立つ存在としての大文字ができた後に、実用的で使いやすく、速く書ける小文字が誕生したと言えそうです。

 

 

教室で生徒の皆さんたちに話したところ、

「ふーん」

「意外とむかしからアルファベットってあるんだね」

というような反応でした。

でも、普段のレッスンで少し眠そうな子も真剣に聞いてくれていたのがなによりでした(笑)

 

 

以下、参考文献です。さらに詳しい情報が満載です。

皆さまもぜひ訪れてみてください。

堀田隆一「Voicy英語の語源が身につくラジオ」

#698 「先生、アルファベットの歴史を教えてください~寺澤志帆さんとの対談」

https://voicy.jp/channel/1950/518287

堀田隆一「hellog ~英語史ブログ」

#423 「アルファベットの歴史」

https://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/2010-06-24-1.html

#1309 「大文字と小文字」

https://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/2012-11-26-1.html

#3668

「なぜ大文字と小文字の字形で異なるものがあるのですか」

https://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/2019-05-13-1.html

#4075

「なぜ大文字と小文字があるのですか」

https://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/2020-06-23-1.html

#hel活

 

2024年4月8日
カテゴリー: 教室だより
2024年4月号「新年度スタート‼︎」

新年度がスタートしました。

 

気候も世の中の情勢も、目まぐるしく日に日に変化しております。これまでの当たり前が当たり前でなくなったり、先が見えない世の中になっている感じがいたします。

 

今は「勉強を教えない塾」というのがあるようですね。今の子どもたちに必要なのは、試験で良い点数を取って、良い高校・大学に入ることではなく、「もっと知りたい」「やってみたい」という探究心や好奇心を育てることが大切である…というコンセプトのようです。

 

なるほど。

私もその考え方に同意します!!

 

ECCの教室も基本的には同じだと考えています。子どもたちが英語を「楽しい」「もっと知りたい」と思えるようになれば、自ら学ぶことができるようになるからです。

 

たまに生徒さんの中にもECCを「塾」と呼ぶ人がいますが、私は「塾じゃない!!」と全力で否定します。「塾」は英語で cram school と訳しますが、cramは「(無理に)詰め込む」の意で、私は決して詰め込み勉強をさせているとは考えていません。

 

子どもたちは英語が楽しいと感じるようになれば、どんどん自分から英語を聞いたり、発音したり、それらを覚えたりしようとします。そういう子どもたちを育てるのが私たちの使命であると思っています。

 

新年度、ひとりでも多くの子どもたちに「英語が楽しい」「もっと知りたい」と思ってもらえるように、私も一緒に頑張っていきたいと思います。

 

結果は自ずとついてきます。

楽しく学びましょう♪