「School starts in April.」
これを日本語にすると、
「学校は4月に始まります。」
でも教室では、英文を作るときはいつも、
まず
「学校は・始まります・4月に」
と、あえて英語と同じ語順で日本語を言ってから、英語にします。
私はこれを「日本語英語」と呼んでいます。
英語は、日本語とは言葉を並べる順番が違います。
だから、英文を作るたびに日本語の語順から組み替えるのではなく
「誰が → どうする → 何を → いつ」
という英語の順番のまま考える感覚を、小学生のうちから少しずつ身につけてほしい。
たとえば、
They play baseball on Sundays.
教材では「play baseball=野球をする」とまとまりで捉えるところも、
教室ではあえて
「彼らは → します → 野球を → 日曜日に」
と分けて考えることもあります。
先日のPAクラスでは、これをカードを使ったタイムアタックに。
まず日本語のカードで英語の語順を作り、声に出して確認。
それから裏返して英語にします。
文頭なのに小文字だったり、三単現のsがなかったり、ピリオドが必要だったり。
そんなところにも自分で気づきながら、1人2文を1分で作ります。
こういう練習が、どこまで直接「英作文力」につながっているのかは、
正直、数字で示せるわけではありません。
でも、小学生のころから続けてきた中学生たちを見ていると、
英語をいちいち日本語の順番に戻さず、
前からそのまま捉える感覚を育てる助けにはなっていると感じています。
文法を覚えるだけじゃなく、
英語の「感覚」も少しずつ。
小さな練習を、何年も積み重ねていきます!( ̄▽ ̄*)
英語って、
「必要になってから頑張ればいい」
と思われやすい教科かもしれません。
でも、長く子どもたちを見てきて、私はむしろ逆だと感じています。
英語は、短期間で一気に仕上げるより、
早く始めて、少しずつ積み上げていく方が強い。
幼児さんなら、毎日ほんの5分。
低学年でも、まずは10分。
聞く、まねして言う、読む、書く。
小さいころから毎日少しずつ英語に触れていると、その積み重ねは少しずつ「貯金」になっていきます。
そして、その貯金が効いてくるのは、
英検®に合格したときだけではありません。
むしろ私が大きいと思っているのは、中学生、高校生になってから。
中学・高校では、英語だけを勉強していればいいわけではありません。
数学も、国語も、理科も、社会もある。
高校生になれば、大学受験に向けて必要な勉強量はさらに増えていきます。
そのときに、
「英語をゼロから何とかしなきゃ」
ではなく、すでに英語の土台がある。
英語にかける時間を少し抑えて、その分を数学や理科など、今必要な教科に回せる。
これも、早くから英語を積み上げてきた子の大きな強みだと思っています。
もちろん、早く始めれば、それだけで英語ができるようになるわけではありません。
大切なのは、早く始めて、長く続けること。
週に一度教室へ来るだけではなく、
家でも毎日ほんの少し英語に触れること。
小学生のうちは、その10分の価値がまだ本人には分からないかもしれません。
でも、その10分を何年も積み重ねた先で、
「あのときやっておいてよかった」
と思える日が来る。
英検®も、その途中にあるひとつの通過点。
私が子どもたちに残したいのは、
もっと先まで使える英語の貯金です。
「リスニング、速すぎて全然わからないみたいです」
保護者の方から、こんなご相談がありました。
そして、「0.8倍速にしたら分かると言っています」とのこと。
そこで、ひとつ練習方法をご提案。
まず2倍速を3回。
次に1.5倍速を3回。
そのあと、いつもの1.0倍速を聞いてみてください。
すると——
翌朝、さっそくご家族で試してくださったそうで、
「みんなで大笑いでした(^^♪
1.0倍速がすごく遅く感じます!!!」
とご報告が♡
そうなんです。
聞き取れないからと、ずっとゆっくりした英語を聞くのではなく、
意味を全部取ろうとせず、まずは速い英語を耳に入れてみる。
そのあと通常速度に戻すと、
さっきまで速いと思っていた英語に、
耳がついていきやすくなることがあります。
もちろん、これだけでリスニングが突然できるようになるわけではありません。
でも、
「速い!聞き取れない!」
と感じたときに、
ゆっくりにするだけではなく、
あえて速くして耳を慣らしてみる。
こんな練習方法もあります(^^)/
そして何より、
朝から家族みんなで2倍速の英語を聞いて大笑いしながら
試してくださったのが嬉しい♡
英語の家庭学習、
こういう実験みたいな時間があってもいいと思います。