2026.4.19 #19 “sad”
昨日の地震から一夜明け、天気の良い週末でした。余震はまだ続くらしいです。
今日は掃除をしたり、車を洗ったりとのんびり過ごしました。また大学の恩師や友人と連絡が取れ、インドアながらも充実の休日です。
そしてもちろん、英語史の勉強も欠かせませんね。笑
「小学生と学ぶ英語の語源」第19回は “sad” 「悲しい」です。
ついにきました~!
意味が驚くほど悪くなってしまった「悲しい」単語です。
今から1000年以上前の古英語期から見られる英語の本来語です。
古英語では sæd (今の発音記号ですね〜), sate の綴りで、印欧祖語の *sa- 「満足させる」からきています。えっ?
そうなんです。”sad” は昔は「満足した」「十分な」「飽きた」という意味でした。おじいちゃん語の *sa– から、ラテン語の satis 「十分な」、そして英語に入った satisfy 「満足させる」があります。
この「満足した」の意味が中英語期に入ると「しっかりした」「まじめな」という意味に変わりました。そこから「重々しい」→「心配そうな」→「悲しい」と変化していったと考えられるようです。
以前、クリスマスパーティーで小学生にクイズを出したことがありますが、ほとんどの子が 「えー!全然ちがうじゃん!」と驚いていたのが印象的です。
このように、意味が正反対で否定的に変化してしまったのは、なんとも悲劇的ですね。でもその逆を歩んだ単語もありますので、本当に言葉はおもしろいです。
他にもたくさんの単語で意味が変わっているものがありますので、これからも注目してみてください!
