2026.5.8 #38 “national”
今日も幼児さんは30分で眠くなってしまいました(^^;) 連休明けで無理もないですね。
また小学校高学年クラスでは “What do you like to do after school?” の問いに対し、”I like to do my homework.” と言う回答が返ってきました。すごいですね〜。私はこれまでそのように思ったことは、一度もありませんでした!笑
子どもたちの将来が楽しみです♪
「小学生と学ぶ英語の語源」第38回は “national” 「国民の」「国家の」です。
見出し語が形容詞ですので、名詞 nation も併せてみてみましょう!
まずは nation から。
今から700年くらい前の中英語期にフランス語から入ってきた語です。フランス語では nacion, その前のラテン語では nɑ̄tiō(n-) 「人種、人々」でした。そして「生まれを同じくする人々が作った」のが nation(国家)です。
また national は、名詞 nation (国民、国家)に形容詞を作る語尾の -al がついてできた語で、こちらは16世紀より見られます。
大元となる印欧祖語の *gen- (生む)に基づいています。
え~、なんか、ぜんぜん違う~(^^;)
*gen- の /g/ の音は「グリムの法則」(→ “call” でやった!) によって /k/ の音に変わりました。そこから派生した英語本来語には king「王様」, kingdom「王国」, kin「親族」, kind「種類、親切な」などがあります。
また、*gen-(生む) に基づく語で、フランス語やラテン語など他の言語から入ってきたものには、generate(生みだす)、gene(遺伝子)、generation(世代)、gender(性)、genre(ジャンル)、gentle(穏やかな)、oxygen(酸素)、hydrogen(水素)などなど、たくさんありますね。
はて? nation, national は?
*gen- の e が抜け落ちた *gn- という異形もあり、ここからさらに g- が落ちて n- しか残らなかったのが、こちらのグループなのです。
nature(性質)、natural(天然の)、native(生まれつきの)などもそうです。
