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教室日誌一覧

2026.5.31
カテゴリー: 教室だより

2026.5.31 #61 “mail”

2026.5.31 #61 “mail”

5月最終日の日曜日は、今年度最初の英検®でした。今回は受験者は僅かでしたが、準備時間が短い中でも、みんなよく頑張っていました。全員が合格できるといいですね…。

 

「小学生と学ぶ英語の語源」第61回は “mail”「郵便、メール」「郵送する」です。

 

13世紀、中英語期に古フランス語 male(かばん)から入ってきた語です。
印欧祖語の *molko-(革の袋)に基づいています。

 

フランス語から入ってきた当初は mal(e) の綴りでしたが、ラテン語由来で「男性の」を表す male と同じ綴りであったため、次第に mail の綴りが使われるようになったようです。

 

そしてもとの意味は「かばん、旅行かばん」でしたが、郵便事業がさかんになった17世紀からは「郵便袋」(mailbag) 、「郵便物」「郵便配達の人」「郵便を運ぶ鉄道や船」など、郵便に関わるすべてのものを指すようになりました。動詞として「郵送する」の意味で使われるようになったのは19世紀になってからです。これも前回#60でやった「品詞転換」ですね。

 

現在は名詞では「郵便」「郵便物」、動詞では「郵送する」の意味が一般的ですが、the Daily Mail のように「新聞」の意味でも使われます。
また、20世紀に入ってから email (electronic mail)「eメール」のように e- のついた語が登場しましたが、今では電子メールが当たり前の時代になってきました。ですから mail だけでも「電子メール」「電子メールを送る」も意味します。

 

私たちも単語の意味が変化しているのを目の当たりにしていますね。

2026.5.30
カテゴリー: 教室だより

2026.5.30 #60 “land”

2026.5.30 #60 “land”

今日は近隣の小学校は運転会のため、午前中のレッスンはお休みでした。

 

近所の方にかわいい花の鉢植えをいただきました!ありがとうございます♪

 

「小学生と学ぶ英語の語源」第60回は “land”「土地、陸地」です。

 

1000年以上前の古英語から見られる英語本来語です。
古英語から綴り land は変わらず、意味も「土地、陸地」と変わりません。
お~、めずらしい!

 

印欧祖語の *lendh-(開けた土地)に基づいています。発音が /dh/ → /d/ と変わっているのは「グリムの法則」で説明されるものです。

 

この *lendh- からできた語に lawn(芝生)もあります。lawn は今から700年くらい前の中英語期にフランス語 launde から入ってきた語で、もとは laund「林間の空き地」の意味でした。だんだん最後の -d が消えて、綴りも laun → lawn となり、林間の空き地に生えている草(芝生!)の意味へと変わったのです。

 

land には「土地、陸地」の意味だけでなく、「上陸する、上陸させる」という動詞でも使われています。この意味では中英語期から使われるようになりました。このように、単語の形がそのままで別の品詞(land なら名詞だったものが動詞)として使われるようになることを「品詞転換」と言います。

 

「土地」を表す他の単語も比べてみましょう。

 

land 「土地」の意を表す最も一般的な語
estate 通例田舎にある、広大な「所有地」の意を表す
soil 植物が育つための「土地、土壌」の意を表す

『ジーニアス英和辞典』land より

 

land には「自分自身が立っている場所」、ひいては「地球上で人間が暮らしを営んでいる場所」のイメージが私にはあります。皆さんはいかがですか?

2026.5.29
カテゴリー: 教室だより

2026.5.29 #59 “kill”

2026.5.29 #59 “kill”

久しぶりに身長を測ったら、なんと!1.5センチも縮んでおりました。ひゃー(T_T)

 

中学生は先週行われた初めての定期テストが返ってきて赤くなったり青くなったりしています。

「小学生と学ぶ英語の語源」第59回は “kill” 「殺す、枯らす」です。

 

小学生に伝えるには難しいテーマですね。イラスト作成担当のChappyさんも悩まれたようです。

そして昨日の #58 “job” に引き続き、語源は不明!?

 

今から800年くらい前の13世紀から見られる語ですが、他のゲルマン諸語(英語の兄弟たち)に対応する語が見当たらないため、語源がはっきりしません。ただ、古英語からあった *cyllan からきた語かと想定され、これは cwellan(殺す:現在の quell「鎮圧する」)と関連があるとも考えられます。

 

中英語期の綴りには kille(n), culle(n), kelle(n) のようなバリエーションが見られますが、もとの意味は「打つ、たたく」の意味でした。それが次第に「命を奪う」「死なせる」の意味になったようです。

現在では人や動物だけでなく、さまざまなものをなくす意味でも使われています。

 

「(植物を)枯らす」kill the plant
「(痛みを)消す」kill the pain
「(時間を)つぶす」kill time
「(チャンスを)台無しにする」kill the chance
…などなど。

 

命あるものや大切なものは、けっしてなくしてはいけませんよね。