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教室日誌一覧

2026.7.30
カテゴリー: 教室だより

2026.7.30 #121 “car / carry”

2026.7.30 #121 “car / carry”

今日も参観日でした。そう言えば、今年の夏休みは3人の生徒たちがアメリカ、オーストラリア、エストニアへと飛び立ちます!うらやましいなぁ〜。

 

『英語語源ハンドブック』の見出し語に基づいて英単語の語源を学ぶシリーズ、第121回は “car / carry”「車」「運ぶ」です。

 

car は今から約700年前の14世紀にフランス語 (アングロ・フレンチ、古ノルマン・フレンチ) carre から入ってきました。ラテン語の carrum (二輪の馬車)からきていますが、ケルト語の *karros (馬車)に由来しています。中英語 carre は「走るもの」の意味で、「馬車、戦車」を表していました。「自動車」は19世紀の終わりからの新しい意味です。

 

carry はそれよりも少し遅れて、やはりフランス語 carier (馬車で運ぶ) から入ってきました。古ノルマン・フレンチの carre に由来していますので、car と同じ語から出ていることになりますね。また carrige (馬車、運搬)も carier からきています。carry の中英語での綴りは cariage で「運ぶ、伝える、携える、伴う」などの意味で使われていました。

 

どちらの語も印欧祖語の *kers-(走る)に基づいています。たくさんの語がここからででいます。
フランス語由来では charge (詰める)、career (経歴)、carpenter (大工)、chariot (二輪馬車)、current (流れ)、occur (起こる) などがあります。
スペイン語由来では cargo (積荷)などですが、遡るとこれらの語はすべてラテン語に由来しています。
また、英語本来語としては horse (馬)も*kers-(走る)に基づくとの説があるようですよ。

 

いずれも「走っている」感がありますね。

2026.7.29
カテゴリー: 教室だより

2026.7.29 #120 “band”

2026.7.29 #120 “band”

今日も幼児クラス、中学生クラスの参観を行いました。幼児さんはお母さんたちがいると嬉しそうですね(^^) 指示していないのに、ホワイトボードの前に立ち、しっかりお母さんたちの方を向いて歌やダンスの発表ができました!

 

『英語語源ハンドブック』の見出し語に基づいて英単語の語源を学ぶシリーズ、第120回は”band” 「紐、帯、輪ゴム、バンド、集団」です。

 

今から900年ほど前の12世紀に古ノルド語 band から入ってきました。中英語では bond, band の綴りで「縛るもの、紐、帯」の意味でした。これは英語本来語の bind 「縛る」と同じ語源になります。

 

また、同じ時期に古フランス語 bande, bende から入ってきたという説もあるようです。中英語でもbande, bende の綴りで「平らな紐、リボン」の意味で用いられていました。こちらは bend「曲げる、結びつける」、bond「絆、結束、接着剤」とも同じ語源になります。

 

ちなみに、band「縛るもの、紐、帯」とbond「絆、結束、接着剤」は、近代英語期になって意味が分かれましたが、中英語までは同じ単語で方言による違いだけだったようです!

 

そして、いずれもゲルマン祖語 *bendan-(縛る)、印欧祖語 *bhendh- (縛る)に基づいていますので、すべて語源は同じということになりますね。他にも オランダ語からbundle「束、かたまり、組」、フランス語からbandage「包帯」、ribbon「リボン」、サンスクリット語からbandana「バンダナ」、そして15世紀末にフランス語から band「隊、楽隊、バンド、集団」も、一団の兵士が目印に同じ色の帯や布をつけていたことから、同じ語源と見られています。

 

すべて「結びつけるもの、結びつけられたもの繋がり」ですね。

2026.7.28
カテゴリー: 教室だより

2026.7.28 #119 “across”

2026.7.28 #119 “across”

本日から参観レッスンを行っております。

 

レッスンが始まる直前に、熊本で大きな地震が発生してびっくりしました。無事であることを願います。

 

『英語語源ハンドブック』の見出し語に沿った「小学生と学ぶ英語の語源」シリーズも6周目に入りました。 “a” に戻り、第119回は “across” 「〜を横切って」です。

 

今から700年前の14世紀にアングロ・ノルマン語の an croiz (十字形に)からきています。

 

アングロ・ノルマン語(アングロ・フレンチ)とは、1066年にノルマン・コンクエストによってイギリスに入ってきたフランス語が、イギリスで独自に発達してできた語です。
an (ラテン語 in …の中に) + croiz (ラテン語 crux 十字、十字架) に由来していますので、「十字形に、十字に交わる」の意味です。

 

cross 「十字、十字架、横切る」も語源は同じラテン語cruz に由来していますが、こちらは古ノルド語 kross から英語に入ってきています。

 

前置詞 across 「〜を横切って」は、一方から反対側への平面的な移動を表します。
The boy walked across the street.

 

平面的な移動でなく、上への移動になると over が使われます。
The boy jumped over a puddle.

 

また、周りが囲まれているところを「通り抜ける」というときは through が使われます。
The boy walked through a crowd of people.

【参考文献】
『英語語源ハンドブック』研究社
『英語語源辞典』研究社
『ジーニアス英和辞典』大修館書店