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教室日誌一覧

2026.7.3
カテゴリー: 教室だより

2026.7.3 #94 “want”

2026.7.3 #94 “want”

今日は疲れました…。

 

「小学生と学ぶ英語の語源」第94回は “want”「欲しい、欠乏」です。

 

take に続き、超基本動詞が古ノルド語 vanta(欠けている) から入ってきたものです。文献上では中英語期から見られ、綴りは wante(n) でした。
印欧祖語の *eu-(欠けている)に基づいています。

 

もともとの意味は「欠乏する」でしたが、15世紀ころから「必要とする」、そして17世紀ころから「欲する、望む」というように変化しました。

 

名詞としても古ノルド語 vant(欠乏)から、中英語期には wan(n)t 「欠乏、不足、貧乏、必要」の意味で使われました。

 

印欧祖語の *eu-(欠けている)に基づく語は vain(むなしい)、vacant(空いている)、vacation(休暇)、vacuum(真空、空虚)、waste(無駄)などがあります。いずれも「空っぽ」「むなしい」の意味を表していますね。これらはフランス語またはラテン語からきている語です。

空っぽで足りないから「欲しい」というように意味が変わってきたのは納得ですね~

 

want to do「~したい」も最初は「~しそこなう」「~しなければならない」の意味だったのが、18世紀ころからは「~したい」になったようです。また、アメリカ英語でよく使われる wanna は、今から100年前くらいから登場しました。言葉はどんどん言いやすいように変化していくのですね。

2026.7.2
カテゴリー: 教室だより

2026.7.2 #93 “view, interview, video”

2026.7.2 #93 “view, interview, video”

今日はレッスンはお休み。某大学に講義を受けに行ってきました(^^)

 

「小学生と学ぶ英語の語源」第93回はてんこ盛り!
“view”「景色、視野、見る」、”interview”「インタビュー、インタビューする」、”video”「ビデオ」です。

 

名詞 view「見解、景色、視野」は、今から600年くらい前の中英語期に古フランス語 vewe, veue から入ってきました。動詞「見る、みなす」としての意味ができたのは、それから100年後です。

 

名詞 interview「インタビュー」は、今から500年くらい前の中英語期にやはりフランス語 entrevue (互いに会うこと)からきました。まもなく動詞としても使われるようになりました。

 

video「ビデオ」は最近ですね。20世紀に入りラテン語の videō (見る)からきていますが、どうやら audio に倣って造られた語のようです。

 

さて、この3つの単語はいずれも印欧祖語の *weid-(見る)に基づいていますので、同じ語源の仲間ということです。
interview は inter-(相互に)+ view(見る)から「面談、インタビュー」の意味となっていますし、video はラテン語で(私は見る)に由来していますので、すべて「見る」つながりですね。

 

印欧祖語の *weid-(見る)に由来する語はたくさんありますが、大きく分けると「見る」「知る」に関連するものに分けられます。

 

「見る」に関連する語は、review(検討、復習する), vision(視覚、展望), visit(訪れる), survey(調査する), supervise(監督する), evident(明らかな), provide(提供する) などがあります。

 

一方、「知る」に関連する語は、wit(機知), wise(賢い), wisdom(知恵), advice(助言), guide(導く) などが挙げられます。
さらには history, idea も同じ語源に遡ります!

 

見た目はぜんぜん違うのに、こんなにたくさんの語が同じ単語に由来しているのはオドロキですね!

2026.7.1
カテゴリー: 教室だより

2026.7.1 #92 “unique”

2026.7.1 #92 “unique”

いよいよ2026年下半期に突入です。

 

昨日の寝不足もたくさん寝て解消できました(^^) 雨続きで気温差が激しいため、風邪っぽい人が多い上に、テスト中ということもあり、今日の中学生クラスは半数だけでした…。

 

「小学生と学ぶ英語の語源」第92回は “unique”「唯一の、独特の」です。

 

今から約400年前の近代英語期にフランス語から入ってきました。
フランス語 unique はラテン語の ūnicus(唯一の)に由来し、印欧祖語 *oino-(ひとつの、唯一の)に基づいています。

 

unique は uni(ひとつ)+ que(の)で、uni- はラテン語の数詞 unus(ひとつの)からきています。

 

uniform(制服、ユニフォーム):uni(ひとつ)+ form(形)
unite(結合する、団結する):uni(ひとつ)+ -ite(~にする)
universe(宇宙):uni(ひとつ)+ verse(回る)
unicorn(ユニコーン):uni(ひとつ)+ -corn(~の角を持ったもの)
unicycle(一輪車):uni(ひとつ)+ cycle(車輪)

 

同じように「ひとつの」を表す数詞 mono はギリシア語由来でしたね。

 

日本語で「ユニークな人」と言うと、「おもしろい人」や「ちょっと変わった人」というニュアンスで使われる場面も見受けられます。「(他と異なっていて)個性的な」からの連想かもしれませんが、必ずしも「風変わりでヘンな」という意味は英語にはないです。unique は「独特な」「他にはない」「唯一無二の」という意味ですので、決して悪い意味ではないですよ。