今日も暑かった!
中学生が「ホームワークブックを忘れた」とのこと。理由は「学校で in job して、そのまま置いてきた」らしい。
In job? なんだそりゃ。…あ、「内職」か!笑
「小学生と学ぶ英語の語源」第113回は “same” 「同じ」です。
今から800年くらい前の中英語期に古ノルド語 sami から入ってきました。印欧祖語の *sem-(1)に基づいています。(1)の意味から「同一」「同じ」という意味になったと考えられています。英語では中英語期から綴りも same で意味も「同じ」で変わらずです。
印欧祖語 *sem-(1)に基づく語はラテン語由来の語で
simultaneous(同時の)
assimilate(同化する)
similar(似ている)
resemble(似ている)
assemble(集まる)
ensemble(アンサンブル)
simple(単純な)
など、たくさんあります。
さらに古ノルド語から入ってきた
seem(~のように見える)
や、英語本来語である
some(いくつかの)
も語源は同じです!
「小学生と学ぶ英語の語源」第112回は “reach”「到着する、届く」です。
古英語期から見られる英語本来語です。
古英語では (ġe)rǣċan の綴りで「手を伸ばす」の意味でした。印欧祖語の *reig-(手を伸ばす、届く)に基づいています。
もともと「手を伸ばす」の意味だったのが、16世紀くらいより「場所にたどりつく、到着する、数量に達する」という意味でも使われるようになりました。
現在 reach は -ed がつく規則変化の動詞ですが、古英語では過去形は rǣhte, rāhte、中英語期には raughte と不規則変化の動詞だったのです!
17世紀以降に現在の規則変化の形が定着しました。
「~に到着する」というと
get to ~ や arrive at/in ~ もありますね。
get は中英語期に古ノルド語 geta から入ってきた語で「得る、つかむ」の意味です。(→ get で後述します)ですから、get to ~ は「(目的地)を手に入れる → ~に達する」のイメージですね。
一方、arrive は中英語期に古フランス語 ariver から入ってきた語で「船で港に着く」の意味でした。(→こちらも arrive で詳しく見てみましょう)今では手段にかかわらず、「目的地に到着する」の意味です。
get to ~ や arrive at/in ~ に比べると、reach の方がやや堅く感じられますが、気をつけなければならないのは、get や arrive は「到着する」という意味のときは自動詞と言って、後ろに to や at / in の前置詞が必要となります。
一方の reach は他動詞で、後ろに前置詞はつけませんので注意!
「小学生と学ぶ英語の語源」第111回は “parent”「親」です。
今から600年くらい前の中英語期にフランス語 parent(親)から入ってきました。これはラテン語の parentēs( parere「産む 」の現在分詞形)からきており、印欧祖語の *perə-(出産する、入手する)に基づいています。
よって par(産む)+ -ent(人)「子を産む人」というのがもとの意味ですが、英語では中英語期から「親」という意味で使われてきました。子を産むのが親であるのは間違いないですが、parent から出てきた語を見ると parental「親のような」、parenting「子育て、育児」と、「産む」ことより「育てること」の方に意味が変わってきているように見えます。
ちなみに、単数形 parent では父親か母親のどちらかを指し、複数形 parents で「両親」となりますね。
印欧祖語の *perə-(出産する、入手する)に基づく語は他にも
prepare(準備する)= pre-(前もって)+ pare(手に入れる)
repair(修理する)= re-(再び)+ pair(手に入れる)
separate(分ける)= se-(離れて)+ parate(手に入れる)
などがあります。