テレビの前でドジャーズ戦をかじりついて観ていると、やるべきことがまったく手につかずに困ります(^_^;)
時間が溶ける〜
子どもたちに「毎日英語やろうね」と言っている手前、自分もちゃんと毎日頑張っていることを示せるようにと、この「毎日教室だより」を始めたのです。
気がつくと、あっという間にレッスンの時間です。あら大変!
…と言うわけで、今日の「小学生と学ぶ英語の語源」第21回は “uncle” 「おじ」です。
今から800年くらい前の中英語期にフランス語から入ってきた言葉です。
それよりも前の古英語には、英語本来の言葉で eɑ̄m「母方のおじ」、 fæderɑ「父方のおじ」と2つの単語がありましたが、フランス語からきた uncle によって、英語でも uncle に統一されました。
この uncle は、ラテン語で「母の兄弟」を意味する語に由来し、さらにその前の印欧祖語 *awo-(父親以外の男性親族)からきています。
uncle で有名なのは Uncle Sam ですかね。
小中学生では知らない人がほとんどだと思いますが、United States と頭文字が同じことから、「アメリカ合衆国政府を擬人化したキャラクター」です。(↓こんなヤツ)
また、図書館で “Uncle Tom’s Cabin” 『アンクル・トムの小屋』を読んだことはありますか?ハリエット・ビーチャー・ストウが200年近く前(1852年)に書いた黒人奴隷制に反対する立場の本で、アメリカの南北戦争のきっかけとなったと言われる本です。
ところで、日本語では「母方のおじ」「父方のおじ」は区別しませんが、「父母の兄」は「伯父」、「父母の弟」は「叔父」と漢字を使い分けますよね。 英語では brother や sister も「兄・弟」「姉・妹」を別の単語で明確に区別しませんが、日本語では年齢による上下関係がはっきりしています。
これは文化的な背景による違いで、日本は儒教の考え方による影響によって「年上の人を敬う」ことを大切にしてきました。また家の中では、お父さん、お母さんが中心となり、弟や妹に対するお兄ちゃん、お姉ちゃんとしての役割がそれぞれあると思います。
一方の英語は、男女の性別による区別はつけても、年齢による上下はあまり関係ないようですね。
フランス語からきた uncle のおかげで、2つの「おじ」の単語を覚えなくて済んだのはラッキーだったかも!
地震列島日本では今日も北海道・三陸沖で大きな地震が起きました。地球が活発に動き出していて怖いです。
教室の「クラス写真」を貼り替えました。みんなの笑顔がいいですね(*’▽’*) 今年もみんなで楽しく学んでいきましょうね。
本日の小3〜4年生の中級クラス。普段みんなの前ではあまり話さない子が、今日は最初に来てくれました。私と2人きりだと、驚くほどいっぱい話してくれました。もっとみんなの前でも話してくれるといいんだけどな…。
そしてクラス全体としては、宿題やレッスン中など、まだきちんとできるようになっていないこともありますが、みんなが確実に昨年より進歩しています。少しずつでいいからできることを増やしていこう!
さて、「小学生と学ぶ英語の語源」第20回は “table” 「テーブル」です。
今から1600年くらい前にラテン語 tabula (平板、厚板)から入ってきた語です。最初は「平らな板、(碑文などを書く)板」の意味で使われていました。「食卓、テーブル」を表す語は他に bēod, bord (board) があったようです。
それから数百年後、同じラテン語の tabula が再び英語に入ってきました。 古英語期には tabele, tablu, tabule の形で見られます。
さらに時を経て、今から700年くらい前の中英語期には、今度はフランス語から table 「食卓」が入ってきて、英語でも table「食卓、テーブル、机」の意味となりました。(食卓には脚がなかった?!)
現在は table と言えば、普通に脚のついた「テーブル」ですが、他に table と言ったら何でしょう?
ヒント: 上の絵の中にあります!
そうです。「一覧表、計算表」の意味がありますね、
おまけに、tablet 「平板、錠剤、タブレット」があります。これはラテン語の tabula に指小辞 -let(小さいやつ!)のついた語で、元の意味は「小さい平板」です。「錠剤」は(型に入れて作った石けんやチョコレートのかたまり)から「小さな一片、ひとつぶ」の意味となったようです。
昨日の地震から一夜明け、天気の良い週末でした。余震はまだ続くらしいです。
今日は掃除をしたり、車を洗ったりとのんびり過ごしました。また大学の恩師や友人と連絡が取れ、インドアながらも充実の休日です。
そしてもちろん、英語史の勉強も欠かせませんね。笑
「小学生と学ぶ英語の語源」第19回は “sad” 「悲しい」です。
ついにきました~!
意味が驚くほど悪くなってしまった「悲しい」単語です。
今から1000年以上前の古英語期から見られる英語の本来語です。
古英語では sæd (今の発音記号ですね〜), sate の綴りで、印欧祖語の *sa- 「満足させる」からきています。えっ?
そうなんです。”sad” は昔は「満足した」「十分な」「飽きた」という意味でした。おじいちゃん語の *sa– から、ラテン語の satis 「十分な」、そして英語に入った satisfy 「満足させる」があります。
この「満足した」の意味が中英語期に入ると「しっかりした」「まじめな」という意味に変わりました。そこから「重々しい」→「心配そうな」→「悲しい」と変化していったと考えられるようです。
以前、クリスマスパーティーで小学生にクイズを出したことがありますが、ほとんどの子が 「えー!全然ちがうじゃん!」と驚いていたのが印象的です。
このように、意味が正反対で否定的に変化してしまったのは、なんとも悲劇的ですね。でもその逆を歩んだ単語もありますので、本当に言葉はおもしろいです。
他にもたくさんの単語で意味が変わっているものがありますので、これからも注目してみてください!