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教室日誌

2026.5.26
カテゴリー: 教室だより

2026.5.26 #56 “hall”

2026.5.26 #56 “hall”

朝からなんとなく慌ただしい日でした。特に何もしていないのですが…。

 

新聞を読んでいて、生徒さんの名前を見つけました!

 

「小学生と学ぶ英語の語源」第56回は “hall”「館、ホール、講堂」です。

 

古英語期から見られる本来語です。古英語では heall で印欧祖語の *kel-(覆う、隠す)に由来しています。k と h の音の違いは、前にもやった「グリムの法則」で説明され、/k/ → /x/ → /h/ と次第に変化したものです。

 

古英語 heall は「屋根でおおわれた広い場所」の意味でした。そこから「(宮殿や大邸宅の)大広間」「公会堂」「大学の学生寮」「大学の大食堂」「玄関ホール、ロビー」などの意味へと広がりました。

 

印欧祖語の *kel-(覆う)に基づく英語本来語には、hell(地獄)、hole(穴)、hollow(くぼみ)、helmet(ヘルメット)などがあります。どれも「なにかに覆われているイメージ」がありますね。

 

また、フランス語から入ってきた *kel- に基づいた語としては、cell(細胞)、cellar(貯蔵庫)、conceal(隠す)などもあります。こちらもやはり「閉ざされた空間」「覆い隠された」イメージです。

 

単語の見た目が少し違いますので、語源が同じだとわかるとビックリしますね。でも意味を考えると、なるほど~と思えます。

 

ちなみに、hallway はアメリカで「廊下」、イギリスでは corridor です。(corridor はフランス語から入ってきた語です)また、アメリカでは a Hall of Fame と言えば「殿堂入りしている有名な人たち、偉人」の意味ですね。