2026.6.7 #68 “talk”
本日、関東甲信越も梅雨入りしました。午後から雨の日曜日です。
「小学生と学ぶ英語の語源」第68回は “talk” 「話す」です。
古英語期より見られる英語本来語です。
古英語では talian(考える、数える)の意味の語に、中英語期に「繰り返し」を表わす語尾 -k がついて talken(ぺちゃくちゃしゃべる)となりました。現在は語尾の -en が落ちて talk の綴りになっていますね。
語尾の -k は “baby” や “daddy” でやった「指小辞」の -y と同じで、「小さく」「繰り返し」の意味を表わします。他にも walk(歩く)、lurk(潜む、こそこそ歩く)、stalk(忍び寄る、つけまわす)などにも見られます。
talk の発音は、最初 /talk/(トルク)でしたが、後ろの /l/ の影響で /taʊlk/ (トウルク)となり、やがて/l/ も落ち、現在の /tɔːk/ (トーク)になりました。
/k, m, f, v/ の前の /l/ の音が脱落する変化が起こったのです。
音だけ発音されなくなり、文字は残ったため、ナゾの “l” があるのですね。
half(半分)、folk(人々)、calm(穏やかな)、palm(手のひら)などもそうです。
