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教室日誌

2026.6.28
カテゴリー: 教室だより

2026.6.28 #89 “raise”

2026.6.28 #89 “raise”

「小学生と学ぶ英語の語源」第89回は “raise”「上げる、挙げる、育てる」です。

 

古ノルド語から入ってきた言葉で、中英語期から見られます。
中英語での綴りは reise(n) で古ノルド語 reisa(人や動物をまっすぐ立たせる)に由来します。

 

古英語期には rear「立てる、育てる」(古英語では rǣran)という raise と同じ古ノルド語由来の語がありましたが、raise の方が多く使われるようになりました。
rear は今でも「育てる、飼育する」の意味で残っていますが、もうひとつの意味「後ろ、後方」の方が一般的ですね。ちなみに rear「後ろ」はフランス語 rerewarde(後ろ)から入った別の語です。

 

raise は「(物を)持ち上げる」「(手を)挙げる」「(賃金などを)上げる」「(倒れた人や物を)立てる、起こす」「(資金などを)集める」「(人や動物を)育てる」などの意味がありますが、よく似ていて間違えやすいのが rise「上がる、立ち上がる、昇る」です。
そうです!自分が「立つ」rise が自動詞、何かを「立たせる」raise が他動詞と呼ばれます。

 

rear も raise もゲルマン祖語(英語や古ノルド語のお父さん)の *raizjan(上げる)に基づいています。
一方、rise はゲルマン祖語の *risan(上がる)からきていますので、間違えやすい原因は、ご先祖様から似ている!ってことですね(^^)