今日は英検®でした。みんな合格できるといいね(^^)
『英語語源ハンドブック』の見出し語に基づいて英単語の語源を学ぶシリーズ、第180回は “real / really / realize” 「本当の、実在の」「本当に、実際」「実現する」です。
形容詞 real は今から700年くらい前の14世紀にフランス語 real 、またそのもととなるラテン語 reālis から入ってきました。rēs (物)に形容詞を作る語尾の -alis がついてできた語で、「実態のある物の」がもとの意味です。印欧祖語の *rē(i)- (財産、物)に基づいています。
「実態のある物」から「現実の」「本当の」という意味にもなりました。また当初は「不動産の、物に関する」の意味もありました。だから real eatate は「(不動産の)実在する財産→不動産」となるのか、と納得です!
副詞 really は、形容詞 real に副詞を作る語尾 -ly がついて「実際に、本当に」として15世紀に見られています。中英語では realli のように綴られていました。口語では「とても、すごく」の意味で使われていますし、間投詞的に疑問の形で「えっ?ほんと?」「マジで?」、相づちや同意を表し「へえ」「そうだね」のようにも使われるようになっています。
動詞 realize はreal に動詞を作る語尾 -ize がついてできた語です。「実現する、認識する」の意味で17世紀より見られます。語尾の -ize はアメリカでは-ize のみですが、イギリスでは -ise と綴られることもあります。
real の派生語は他にもいろいろありますね。
reality 名詞「実体、真実性」
realism 名詞「現実性、現実主義」
realist 名詞「実在論者、現実主義者」
realization 名詞「現実化」
など。
全部覚えるのは really hard かもしれませんが、繋がりで覚えていきましょ。
来月のハロウィン学習発表会に向けて、本格的に練習を始めています。小学1〜2年生は、今年も自己紹介を16文覚えます。
2年生はさすがにスラスラ言えるようになっていますが、年齢と学年がアップデートできておらず、昨年覚えたままの子もいます(^^;)でもそれって、昨年覚えたものをずっと忘れずにいるってことですよね⁉︎ すごいな〜!
『英語語源ハンドブック』の見出し語に基づいて英単語の語源を学ぶシリーズ、第179回は “pass” 「通り過ぎる、時間が経つ、手渡す、試験に受かる、消える」です。
今から800年くらい前の13世紀にフランス語 passer より入ってきました。当初より「通過する、時間が経つ、終わる、死ぬ」のさまざまな意味がありました。さらに「言葉が交わされる、試験に合格する、通用する、手渡す」の意味も出てきています。ラテン語の passus(階段、一歩)に基づいており、pace「歩調、速さ」も同じ語源の語になります。
過去形、過去分詞形は passed と past の2つの形がありましたが、 passed が定着しました。
一方、past は前置詞として(このように品詞が変わって使われることを「品詞転換」と言います)「…を過ぎて」、形容詞「過ぎた、過去の」、名詞「過去」として使われるようになりました。
また pass 「通過、通行券、合格、(ボールの)パス」の名詞もフランス語 pas から入ってきており、16世紀頃から見られますが、動詞から品詞転換した部分もあるようです。
pass と関連する語にやはりフランス語から入ってきたpassage (通路、文章の一節)、passenger(通行する人→乗客)があります。
passage – passenger
これと似ているのが他にも
message (メッセージ) – messenger
massage (マッサージ) – massager
と並べてみました。間違えやすいですね(^^;)
今月からスタートした2歳児さん。すでに何度か会っているため、マンツーマンでのレッスン参加でしたが、初回のレッスンではさすがにお母さんのお顔が見えなくなった途端、涙が出てしまいました。
ところが、「きょうはなかないよ」とニコニコ笑顔で来てくれました(^^) かわいすぎる〜!
『英語語源ハンドブック』の見出し語に基づいて英単語の語源を学ぶシリーズ、第178回は “one” 「1, ひとつの、ある」です。
古英語期から見られる英語本来語です。
古英語では ān でした。そうです!第1回でやった不定冠詞の a, an と同じです。もともと ān は数詞だったのですが、そこから不定冠詞ができました。a は an のn が脱落したものでしたね。
印欧祖語の *oino- (1)に基づいており、ゲルマン語だけでなく、多くの言語にも受け継がれています。
そして one の発音は /aːn/ → /ɔːn/ → /wɔːn/ → /wʌn/ と変化しました。綴りは中英語期には (o)on, on, one, en のようにさまざまに綴られていましたが、発音に /w/ の音が現れても綴りは変わりませんでした。
また once (1回)は one’s からできた語でしたね。「ひとつの」という感じでしょうか。また、この後に登場する only(唯一の)、alone(ひとりで)、lonely(孤独に)はすべて one からできている語です。
序数詞の first は見た目が違いますので、別語源です。こちらも後ほど登場します。
one day(ある日)のように使われる「ある…」の意味も古英語期から見られます。また、代名詞としての one も古英語から使われたようですが、一般的に「人」を表す代名詞としての用法は、15世紀後半から見られます。