2026.6.16 #77 “earth”
昨年は、アルファベットの書き方などの間違いを正すと怒って癇癪を起こした子が、すっかり素直に話を聞いてくれるようになり、言われた通りに丁寧にたくさん練習をしている姿を見て感動しました。
「小学生と学ぶ英語の語源」第77回は “earth”「地球」です。
古英語から見られる英語本来語です。古英語期の綴りは eorþe で、印欧祖語の *er-(大地)に基づいています。
古英語期からの意味は「大地、世界、土壌、この世」で、「地球」の意味では13世紀ごろから使われています。太古の昔、人々は「父なる天」としての heavenがあり、それに対し「母なる大地」としての earth があると考えていました。その名残があり、earth を代名詞で受けるときに it ではなく she / her が使われることもあります。また冠詞は、この世の中にひとつしか存在しないものですから、an ではなく the がつきますね。
earth と似た単語に globe(球体、地球) があります。こちらは15世紀にフランス語、ラテン語 globusより 入ってきた語で、earth 「大地」よりも「球体」の意味が強調されているようです。16世紀以降「地球」の意味で使われるようになり、語尾に形容詞を作る -al のついた global は「球形の、全地球的な」としてよく使われていますね。
また sphere (球体、天球)も14世紀ごろ、古フランス語 espere から入ってきていますが、こちらは「丸いもの、球体、地球儀」の意味です。頭に hemi- がつくと hemishere「半球」の意味です。hemi- はギリシア語からきている「半分の」の意味ですよ。同じ「半分の」を表わす semi- はフランス語、ラテン語由来です。
