2026.8.1 #123 “eat”
『英語語源ハンドブック』の見出し語に基づいて英単語の語源を学ぶシリーズ、第123回は “eat”「食べる」です。
古英語期から見られる英語本来語です。
古英語では etan の綴りで、 /e/ の発音は13世紀頃に /e:/ と長母音になり、さらに「大母音」によって /i:/ と変わりました。
印相祖語 *ed-(食べる)に基づいています。/d/ → /t/ の音の変化は「グリムの法則」で説明できます。
*ed-(食べる)に基づく単語としては、ラテン語由来の edible(食用の、食用に適する)があります。17世紀になって eat からできた eatable(食べられる)という形容詞もありますが、こちらは「新鮮に食べられる状態の」という意味で、少し意味が異なりますね。また、フランス語 obésité, ラテン語 obēsitātem から入った obesity(肥満)もあります。 形容詞は obese (太った) です。
また eat は「食物を食べる」の意味の一般的な動詞です。本来は固形のものを食べるときに使いますが、soup(スープ)はカップでゴクゴク飲むのでなく、スプーンで飲む場合には eat soup となります。
have にも「食べる」の意味がありますね。breakfast, lunch, dinner のように食べ物そのものではない場合は have を使います。また eat, drink の上品な表現になりますので、レストランなどで注文するときは
I’ll have the steak.(ステーキをお願いします)のように have を用います。
eat 「食べる」が obesity「肥満」と繋がるということは…。
そういうことですね。
よいこのみんな、食べ過ぎには気をつけましょう。(←と自分に言い聞かせる)
