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教室日誌

2026.9.28
カテゴリー: 教室だより

2026.9.28 #181 “school”

2026.9.28 #181 “school”

中学生は文化祭が近づいているようです。部活も遅くまでやっている子は、なんだかフラフラしているようで心配です。

 

『英語語源ハンドブック』の見出し語に基づいて英単語の語源を学ぶシリーズ、第181回は “school” 「学校」です。

 

古英語期にラテン語の schola「余暇、講義、学校」から入ってきました。ギリシア語の skholē「休止、休息、暇」 に由来し、印欧祖語の *segh-(保つ)の母音がない *sgh- に基づいています。古英語の綴りは scōl でしたが、なぜ「ヒマ」が「学校」になったのでしょう?

 

どうやら「暇を利用して議論・学問をすること」→「講義を受ける人々」→「人の集まり」→「学校」というように意味が発達したようです!
「学問や学問的な議論をする人」=「ヒマな人」の図式が成り立つのはおもしろいですね。(ヒマじゃないよっ!!という子どもたちの怒りの声が聞こえてきそうですが…)

 

school には「学校」の他に「学派、流派」の意味と、動詞として「大学で学ぶ、教育を受けさせる」の意味がありますが、「学派、流派」は17世紀から、動詞は15世紀から見られています。

 

印欧祖語の *segh-(保つ)に基づく語はギリシア語由来で他に scheme(陰謀、計画)、scholar(学者)、オランダ語、ドイツ語由来で sketch(スケッチ)などがあります。

 

また、school にはオランダ語由来で「(魚の)群れ」の意味もありますね。こちらは中英語期から見られますが、school「学校」と同じ「人の集まり」が魚に応用されたものと考えられているようです。