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2026.10.28
カテゴリー: 教室だより

2026.10.28 #211 “head”

2026.10.28 #211 “head”

『英語語源ハンドブック』の見出し語に基づいて英単語の語源を学ぶシリーズ、第211回は “head” 「頭、頭部」です。

 

古英語期から見られる英語本来語です。
古英語では hēafod と綴られていました。印欧祖語の *kaput-(頭)に基づいています。(/k/ → /x/, /p/ → /f/ の音の変化は「グリムの法則」で説明できます。)

 

古英語 hēafod の ēa の音は古英語期の終わりには /ɛː/ の音になり、さらに f の音が落ちて、中英語では hed /hɛːd/ となりました。このように、語中の f / v の音が脱落するのは、他の語にも同様に見られるようです。
lord(君主、神)< laford
hawk(タカ)< havok
lark(ヒバリ)< laverok
o’clock(…時ちょうど)< of (the) clock
had(have の過去、過去分詞)< haved
その後、 /ɛː/ の音は /ɛ/ と短くなり、現在の /héd/ の発音になりました。

 

印欧祖語の *kaput-(頭)に基づく語には、ラテン語の caput(頭)があります。そこから出た語に cap(帽子)、captain(キャプテン)、capital(首都、大文字)、chapter(章)、chef(シェフ)、chief(長)、kerchief(首などに巻く布)、mischief(イタズラ) 、achieve(成し遂げる)などがあります!

 

ちなみに、 head には neck(首)も含まれていますので、「首を縦にふる」は nod one’s head、「首を横にふる」は shake one’s head のように head を使います。

 

また、head には組織などの「トップ= 頭」の意味もありますね。 headquarters(本部、本社)、headmaster(校長)、headline(新聞などの見出し)などに使われています。