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教室日誌一覧

2026.7.7
カテゴリー: 教室だより

2026.7.7 #98 “cap”

2026.7.7 #98 “cap”

七夕の夜ですが、厚い雲に覆われていて星空は仰げなそうです。明日からは急激に暑くなるらしく、いよいよ来たか!…という感じですね。

 

「小学生と学ぶ英語の語源」第98回は “cap”「帽子、キャップ」です。

 

古英語期にラテン語 cappa から入ってきました。

 

「かっぱ?」
「河童」ではなく「合羽」は、cappa に由来するポルトガル語 capa から日本語に入ってきましたので、なんと カッパ と cap は語源が同じ単語ということになるのです。これはオドロキ!

 

古英語では cæppe 「頭を覆うもの、頭巾」の意味で、ラテン語 cappa は「クローク、マント」の「フード」の部分を指していました。この cappa と同じ語源で cāpa という語もあり、こちらは cape(ケープ)、cope(長いマント)の元となっています。また、cappa も cāpa もラテン語の caput(頭)から派生しているため、以下の語も語源が同じ仲間です。

 

capital : capit(かしら)+ al(の)→ 主要な、首都、大文字、資本
cape: cap(頭、先端)→ 岬
captain : capt(長の位にある)+ ain(人)→ キャプテン、船長
kneecap: knee(ひざ)+ cap(頭)→ ひざのさら

『ジーニアス英和辞典』第6版 capital

 

ところで、cap は「(つばのあるふちなしの)帽子」で野球帽の形のものを言いますね。「ふちのある帽子」は hat ですが、こちらはまたあらためて “hat” の項目でご紹介いたしま〜す。

2026.7.6
カテゴリー: 教室だより

2026.7.6 #97 “ball”

2026.7.6 #97 “ball”

昨日のキッズ・フェスティバルに参加してくれた3〜4年生の子どもたち。「楽しかった?」の問いに、みんな「楽しかったー!」と返ってきました。やったー!*(^o^)/*

 

そして、ネイティヴの先生の言われたことをみんな覚えていておもしろかったです。「ペットの金魚の名前」の話題や How are you? に対して “I’m Snoopy.” など。子どもたち同士の会話に思わず笑ってしまいました。

 

「小学生と学ぶ英語の語源」第97回は “ball” 「ボール、球」です。

 

今から800年くらい前の中英語期に初めて見られています。中英語での綴りは bal ですが、由来については『英語語源ハンドブック』と『英語語源辞典』で揺れが見られます。

 

『英語語源ハンドブック』によると、「おそらく古英語期から使われている英語本来語」となっていますが、『英語語源辞典』では「古ノルド語 bo̜llr からの借用」ともあります。

 

興味深いのは、印欧祖語に遡ると、 *bhel- (腫れる、膨れる)に基づいているとのこと。ボール、確かに腫れている(膨れている)かも⁈パンパン笑

 

*bhel- (腫れる、膨れる)に由来する他の本来語には、bowl(鉢、ボウル)、bold(大胆な)、bull(雄牛)などがあります。古ノルド語由来には bulk(かさ、大きさ)、bole(木の幹)、フランス語由来だと balloon(風船、気球)、さらにラテン語由来だと fool (愚かな)などの語まで同じ語源の単語です!

 

ball には「舞踏会」の意味もあります。
こちらは別語源で、17世紀にフランス語 bal から入ってきました。ラテン語の ballāre  (踊ること)に基づき、ballad (バラッド)、 ballet (バレエ)なども同じです。

2026.7.5
カテゴリー: 教室だより

2026.7.5 #96 “accident”

2026.7.5 #96 “accident”

本日の日曜日は「キッズ・フェスティバル」でした。こちらは別途ご報告します!

 

「小学生と学ぶ英語の語源」第96回は “accident”「事故、偶然のできごと」です。

 

今から600年くらい前の中英語期にフランス語、ラテン語の accidentem から入ってきました。「突然降りかかった偶然のできごと」の意味です。
ac- (= ad-) はラテン語で “to” (~へ、~の方に)の意味で、そこに -cidere(落ちる、降りかかる)が合わさっています。

 

-cidere は印欧祖語の *kad-(落ちる、倒れる、降りかかる)に基づいています。これに由来する他の語としては incident(出来事)、case(事件)、casual(偶然の)、chance(偶然、運)、occasion(出来事、機会)などがあります。すべて「偶然身に降りかかったこと」という意味を表わしていますね。

 

「出来事」を表す単語のそれぞれの意味を見てみましょう。

 

occurrence 「一般的な出来事」
accident 不意に起こり「損害や損傷を引き起こす出来事(事故)」
event  「重要な、興味深い、珍しい出来事(行事)」
occasion 「特別な、重要な出来事(行事、儀式)」
happening 「思いがけない、または奇妙な出来事(事件)」
incident 普通でない「深刻な、または暴力的な出来事(事件)」

 

『ジーニアス英和辞典』第6版 occurrenceに補足

 

happening は古ノルド語由来ですが、他はすべてフランス語、ラテン語から入ってきている語です。さまざまな「出来事」がありますが、どのように使われるかは、辞書を調べたり、いろいろな文章を読んだり、ニュースを聴いたりして覚えていくことが大事です!

 

交通事故も含め、最近イヤ~な事件、事故がたくさんありますね。
よいこのみんなもくれぐれも accident には気をつけて!