すでにスーパーの店頭に並んでいるハロウィンのお菓子を買いに奔走した雨の日曜日。
『英語語源ハンドブック』の見出し語に基づいて英単語の語源を学ぶシリーズ、第159回は “say” 「言う」です。
古英語から見られる英語本来語です。
古英語では say は seċġan の綴りで、間接話法で使われていました。
現在では、say は直接話法で「…と言う」を表わす語で、間接話法では tell が使われています。ところが、古英語では cweþan(現代英語 quoth「…と言った」)が一般的に使われていましたが、cweþan は中英語期には使われなくなり、代わりに seċġan が直接話法で使われるようになりました。
say の ay は /eɪ/ と発音されますが、三単現のs がついた says, 過去形、過去分詞形の said の ay, ai は /e/ と発音されていますね。当初は /eɪ/ と発音されていましたが、今から400年くらい前に /ɪ/ の音が落ちて /e/ だけになってしまったのです。
印欧祖語 *sekʷ-(言う、示す)に基づいています。この語に基づく語は数少ないですが、古ノルド語由来の saga「物語、歴史」があります。18世紀に「サガ(北欧中世の散文物語)」として英語に入ってきています。
まだまだ深めたいところですが、一旦ここまで。
もっと勉強します!
急に秋になってしまい、とても寒い朝でした。Tシャツで来た子どもたちが「寒い…」と言うほど。ところが、昼過ぎからは急にまた暑くなり、エアコンを入れました。身体がついていきましぇん。
『英語語源ハンドブック』の見出し語に基づいて英単語の語源を学ぶシリーズ、第158回は “ready” 「用意ができた」です。
古英語期から見られる英語本来語です。
古英語 ræde(準備が整った)に接尾辞 -y がついてできたか、または ġerǣde(準備が整った)の接頭辞 ġe- がとれて、語尾の母音が /e/ から /i/ に変化したものか、と考えられています。 中英語では redi とシンプルになっています。もとは「旅の準備ができた」の意味でした。
印欧祖語の *reidh-(乗る)に基づいています。/dh/ → /d/ の音の変化は「グリムの法則」で説明できます。
この語根に基づく他の語には ride(乗る)、road(道)、raid(襲撃)などがあります。
「今にも旅に乗り出そうとしている」の意味から「(気持ち的にも物理的にも)準備ができている」の意味となりました。現在では「準備ができた」以外に「喜んで…する」「…しがちである」などの意味でも使われますし、動詞「用意する、準備する」副詞「前もって、あらかじめ」名詞「準備完了状態、すぐに使える現金」の用法もあるようです。(知りませんでした…)
ちなみに ready の副詞形 readily は、13世紀頃 redi に副詞を作る接尾辞がついて redili 「容易に、快く」としてできました。「準備ができた」の意味と少し異なりますのて注意!
子どもたちとは
“Are you ready?”
“Ready.”
と日々対話をしていますので、身近な語ですね。
また、体育の時間での上記イラストの場面では
“Ready, set, go.” または
“On your mark(s), get set, go.”
のように言われます。
今日は2026年度第2回の英検®の申込みをし、検定料の振込みに行きました。帰りに念願だったサーティワンの「ホッピングミルキー」が食べられた〜。わーい!ミルキー感がハンパなく、超美味しかった♪
『英語語源ハンドブック』の見出し語に基づいて英単語の語源を学ぶシリーズ、第157回は “part / party” 「部分、分ける」「パーティー、政党」です。
part は古英語期にラテン語 pars(品詞、部分)から入ってきました。「品詞」(part of speech) の意味ではあまり使われず、中英語期にフランス語から改めて part(部分)の意味で入ってきました。
動詞 part(分ける、分かれる)は13世紀にフランス語 partir, ラテン語 partireから入っています。中英語期での綴りは、名詞 part(一部、部分)と動詞parte(n)(分ける)とで異なっていました。
party は13世紀末頃にフランス語 partie から入ってきました。英語に入ってきた当初は part と同じ「部分、一部、品詞」の意味でしたが、そこから「敵・味方の一方、一群」の意味となりました。「人々の集まり」を意味するようになったことから、17世紀には「政党、党派」、18世紀に「社交の会、パーティー」の意味が出てきました。
どちらの語も印欧祖語の *perə-(割り当てる、与える)に基づいています。
この語に基づく他の語としては、compart(区画する)、impart(分け与える、伝える)、parcel(小包)、particle(粒子)、participate(参加する)、pair(ペア、組)、par(パー、同等)、peer(同僚、仲間)、portion (一部、一人前)、proportion(割合、つり合い)、parity(等価、同等)、compare(比較する)などがあります。