2026.8.16 #138 “until”
『英語語源ハンドブック』の見出し語に基づいて英単語の語源を学ぶシリーズ、第138回は “until” 「…まで」です。
今から800年くらい前の12世紀に最初の記録が見られます。 un + till からできている語で、un- は古ノルド語の und- (…まで)、till は古英語期にやはり古ノルド語 til (…へ、…まで) から英語に入っていたものが合わさってできた語です。
until とtill 。どちらも「…まで」の意味ですが、どう違うの?
どちらも同じように使いますが、until の方が「一般的で堅い言い方」のようです。
前置詞では
untill / till now (今まで)
I waited untill / till noon. (私は正午まで待った)
I’ll be here untill / till 5:00. (5時までここにいます)
接続詞は以下の感じ
Wait here until I come back. (戻るまでここで待ってて)
You never know until you try. (やってみるまでわからない)
どちらも前置詞、接続詞として使われますが、till の方が口語的、接続詞としてはuntil の方がしっくりくる気がします。
また間違えやすいのが、前置詞 until / till と by です。
until / till は「…まで」、 by は「…までに」です。
by は行為がその時点までに完了しており、until / till は行為がまだ継続していることを表します。
He slept until / till noon. (彼は正午まで寝た)
I have to write this report by tomorrow. (明日までにこのレポートを書かなければならない)
until (…まで) ができたのは中英語期ですが、古英語期にはすでに till が英語に入ってきていましたので、until は古ノルド語と英語がタッグを組んだことになります!この時期はイングランド北部にて古ノルド語を話していたヴァイキングと、英語話者のアングロ・サクソン人が混ざり合っていたのです。人が交わると言葉も交わるということですね〜。
