2026.9.9 #162 “voice”
朝、玄関のドアを開けて新聞を取ろうとしたら…郵便受けのところに付いていたサナギから美しいアゲハチョウが羽化した瞬間を目撃しました!なんて可憐で、なんて愛おしいのでしょう。今日は一日ツイています!
『英語語源ハンドブック』の見出し語に基づいて英単語の語源を学ぶシリーズ、第162回は “voice” 「声、態」です。
今から700年くらい前の中英語期にノルマン・フランス語 voiz, voice、古フランス語 vois, voiz(声)から入ってきました。ラテン語の vox, vōcem(声)に由来しています。
中英語期には voys, voice, voiz のように綴られ、18世紀頃までは voise のような綴りも見られましたが、ice, once などと同様に、語末が無声音 /s/ であることをはっきりとわかるようにするため voice が定着したようです。
意味は「(人間や人の声に似た)声」だけでなく「(天や神の)声」の意味もありました。また文法用語として、能動態・受動態の「態」の意味も当初からありました。17世紀からは音声用語として(声帯の振動を伴って発声される音)である「有声音」の意味が発達しました。よって voiced が「声の、有声の」、voiceless が「音のない、無声の」を表わします。
印欧祖語の *wekʷ- (話す)に基づいています。
この語根に基づく語はすべてラテン語由来で、 vocal(声の)、vowel(母音)、evoke(呼び起こす)、provoke(引き起こす)、vocation(職業、天職)、advocate(主張する)などがあります。
