2026.8.31 #153 “late”
久しぶりに暑さが戻ったせいか、小学生は疲れて皆眠そうでした…zzz
また中3クラスでは、いよいよ受験体制に入ってきました。秋の英検®で2級にチャレンジするか、迷っている子もいます。
『英語語源ハンドブック』の見出し語に基づいて英単語の語源を学ぶシリーズ、第153回は “late” 「遅い、遅れて」です。
古英語期から見られる英語本来語です。
古英語では læt(遅い、遅れた、のろい)で、印欧祖語の *le-(行かせる、緩める)に基づいています。
発音は /læt/ であったのが、長母音化して /la:t/ となり、さらには「大母音推移」によって /le:t/ → /leɪt/ となりました。
古英語で短母音 /læt/ を示す形をもとに生まれた比較級・最上級は latter, last であり、/la:t/, /le:t/ と長母音を示す形をもとに近代英語期に生まれたのが later, latest でした。このように late には2通りの比較級・最上級がありますが、現在では時間的に「遅い」を表わすときの比較級・最上級は later, latest を使い、順序が「遅い、後の」を表わすときは latter, last と使い分けられています。
また late は形容詞として「遅い」だけでなく、副詞として「遅く」としても使われています。一方で、late に副詞語尾 -ly のついた lately という副詞もあります。
late は stay up late「夜更かしする」、sleep late「寝坊する」、The bus came ten minutes late.「バスは10分遅れで来た」のように「遅く、遅れて」の意味で使いますが、lately は「最近、近頃」という意味で使われるようになっています。
印欧祖語の *le-(行かせる、緩める)に基づく他の語には、let(…させる)、 last(最後の)などがあります。let の項目で後述します!
