2026.10.13 #196 “map”
ハロウィン学習発表会まであと5日。
『英語語源ハンドブック』の見出し語に基づいて英単語の語源を学ぶシリーズ、第196回は “map” 「地図」「地図を作る」です。
今から500年くらい前の16世紀から記録に見られ、フランス語 mappe またはラテン語 mappa から入ってきたと考えられています。
ラテン語で mappa mundi (map of the world)は「世界地図」の意味で、mundi はmundus の属格(…の)を表します。ラテン語 mundus 「世界」はフランス語の monde です。(お菓子などについている「モンド・セレクション金賞受賞」みたいなところで見られます) mappa mundi がフランス語の mappemonde となり、語頭の部分が英語に入ったのですね。
ところで、mappa(m)のもとの意味は「布切れ」でした。ここから「色どりした布」→「旗」→「地図」の意味となりました。そして mappaのm が後ろの p の音の影響でn となり、フランス語でnape, nappe となったのが napkin 「ナプキン」「テーブル・クロス」です。さらに nappe から生まれたのが naperon です。中英語では napron の綴りですが、これはなんでしょう?
そうです! a napron これを勘違いして an apron となったのが「エプロン」ですね。map, napkin, apron は、もとはすべて「布切れ」に遡るのでした。
