母の日の日曜日。みんなは大好きなお母さんに感謝して、楽しい週末を過ごしているかな…。
「小学生と学ぶ英語の語源」第40回は “paint” 「絵を描く」「色を塗る」「絵の具」「ペンキ」です。
今から800年くらい前の中英語期にフランス語から入ってきました。
ラテン語の pingere, そして印欧祖語の *peig- (切る、切り込みを入れて印をつける)からきています。
paint には「絵の具やペンキで色を塗る」だけでなく「(壁画などの物に)絵を描く」、「人に絵を描く!?(口紅やマニキュアを塗る)」という意味があります。また名詞では「絵の具」「ペンキ」です。
この*peig- に基づく単語は他にも picture(写真、絵)、depict(描写する)、pigment(顔料)などがあります。
ところで「かく(描く、書く)」と言ったときに間違えやすいのが以下の単語です。
draw ペンや鉛筆を用いて線で絵を「描く」ことを表す
paint 絵の具やペンキを用いて色を塗って絵を「描く」ことを表す
write 文字を「書く」ことを表す
〈参考文献〉『ジーニアス英和辞典』第6版
特に draw と paint の違いを覚えてね。
今日は風が強く、晴れていても寒い1日でした。気温差が激しすぎるせいか、風邪をひいている子が多いです。
そして今日も朝からパンパンの土曜日でした。土曜日ならではの、小3と小4の女の子の会話がおもしろかったです。
小4「朝起きたら、前髪がスネ夫だったよ」
小3「わたしは後ろが鳥の巣になってた」
思わず笑ってしまいました(≧∇≦)カワイイ!
「小学生と学ぶ英語の語源」第39回は “of / off” 「~の」「~から離れて」です。
小学生にとって、前置詞(off は形容詞も)はなかなか理解するのが難しいですよね。(大人にとってもですが…)
イメージでつかんでいきましょう。
off は of の強形(普通に「オーフ」とはっきり発音するもの)で、もともとは of というひとつの単語でした!(「二重語」と言います。to と too も二重語です!)14~16世紀の間にだんだん分かれていき、17世紀以降に別々の語として使われるようになりました。
of は英語本来語で古英語の頃から見られています。印欧祖語の *apo-(~から離れて)に由来し、ちょっと見た目や発音が違いますが、/p/ が /f/ の音に変わっていることに気づけば「あ、グリムの法則だ!」とわかるかもしれません笑
of のもともとの意味は「~から離れて」でしたが、その意味は現在では off が引き継いでおり、of の方はラテン語やフランス語の影響で「~の」「~から」の意味で使われています。例えば
a friend of mine「わたしの友だち」
a boy of ten「10歳の男の子」
a member of the team「そのチームのメンバー」
a cup of coffee「一杯のコーヒー」
the north of Tokyo「東京の(から)北方に」
a man of London「ロンドン出身(から)の男性」
…という感じです。
おじいちゃん語の *apo-(~から離れて)に基づく英語本来語に after「~の後」(時間的にある時点から離れて)があります。ラテン語由来の単語でも接頭辞 ab-(離れて)のついた absent(欠席の)、abduct(誘拐する ← (よい子のみんな、気をつけて!)、abnormal(異常な)などがありますよ。
今日も幼児さんは30分で眠くなってしまいました(^^;) 連休明けで無理もないですね。
また小学校高学年クラスでは “What do you like to do after school?” の問いに対し、”I like to do my homework.” と言う回答が返ってきました。すごいですね〜。私はこれまでそのように思ったことは、一度もありませんでした!笑
子どもたちの将来が楽しみです♪
「小学生と学ぶ英語の語源」第38回は “national” 「国民の」「国家の」です。
見出し語が形容詞ですので、名詞 nation も併せてみてみましょう!
まずは nation から。
今から700年くらい前の中英語期にフランス語から入ってきた語です。フランス語では nacion, その前のラテン語では nɑ̄tiō(n-) 「人種、人々」でした。そして「生まれを同じくする人々が作った」のが nation(国家)です。
また national は、名詞 nation (国民、国家)に形容詞を作る語尾の -al がついてできた語で、こちらは16世紀より見られます。
大元となる印欧祖語の *gen- (生む)に基づいています。
え~、なんか、ぜんぜん違う~(^^;)
*gen- の /g/ の音は「グリムの法則」(→ “call” でやった!) によって /k/ の音に変わりました。そこから派生した英語本来語には king「王様」, kingdom「王国」, kin「親族」, kind「種類、親切な」などがあります。
また、*gen-(生む) に基づく語で、フランス語やラテン語など他の言語から入ってきたものには、generate(生みだす)、gene(遺伝子)、generation(世代)、gender(性)、genre(ジャンル)、gentle(穏やかな)、oxygen(酸素)、hydrogen(水素)などなど、たくさんありますね。
はて? nation, national は?
*gen- の e が抜け落ちた *gn- という異形もあり、ここからさらに g- が落ちて n- しか残らなかったのが、こちらのグループなのです。
nature(性質)、natural(天然の)、native(生まれつきの)などもそうです。