連休が終わり、今日から通常に戻りました。久しぶりに子どもたちに会えて嬉しいです。
「遊びにいってきたよ〜」と話す小学生。
「部活とテスト勉強でずっと家にいた」と言う中学生。
対照的ですね。でもまあそんなもんかな…。また夏休みまでみんなで頑張っていきましょう!
「小学生と学ぶ英語の語源」第37回は “magazine” 「雑誌」です。
今から500年くらい前(15世紀)にフランス語から入ってきた語です。フランス語 magasin は、なんと「(武器の)倉庫」の意味でした!ひょえーっ!∑(゚Д゚)
しかもフランス語にはイタリア語 magazzino から、さらにイタリア語にはアラビア語 makhazin(倉庫)から入ったのだそうです。これは8世紀にイベリア半島(スペイン)を征服したムーア人(アラブ人などのイスラム教徒)がもたらした単語のようです。
現在の意味である「雑誌」の意味になったのは17世紀です。
雑誌の名前として “Military Magazine” (軍事マガジン)、”Mariner’s Magazine”(海事マガジン)のように「情報がたくさん入った倉庫」の意味として比喩的に使われたことから、次第に「雑誌」を表すようになりました。歴史を知ると、単語の意味の理解が深まりますね。
また、この語はフランス語から入ってきたため、アクセントは最初 /mæ̀ɡəzíːn/ と後ろにありましたが、今では英語のアクセントになり /mǽɡəzìːn/ と最初を強く発音するように変わってきました。
私も昔は /mæ̀ɡəzíːn/ と発音していましたね、そういえば…
「小学生と学ぶ英語の語源」第36回は “lake”「湖」です。
今から800年くらい前の中英語期にフランス語 lac(湖)から入ってきました。その前のラテン語では lacus(池)、印欧祖語では *laku-(池)よりきています。
中英語期の綴りは lak(e) で、発音は /la:k/ でしたが、次第に /le:k/ → /leik/ と変わりました。はい、「大母音推移」でしたね。
印欧祖語の *laku- (池)に基づく単語には、ラテン語由来の lagoon(潟、沼、池)、ゲール語由来でスコットランドに残る loch(湖)があります。
また英語本来語として古英語の頃から使われていた mere(湖、沼)という語もあります。こちらは印欧祖語(おじいちゃん)の *mori-(水、湖)、ゲルマン祖語(お父さん)の *mari- からきており、marine(海の)、maritime(航海の)、mermaid(人魚)も同じ仲間です。
このように単語のつながりがわかるとおもしろいですね~。
上のイラストの中に Loch Ness Monster(ネッシー)がいたのも、おわかりになりましたか?(≧∇≦)
「小学生と学ぶ英語の語源」第35回は “key”「鍵」「秘訣」「重要な」です。
1000年以上前の古英語期から見られる本来語ですが、語源についてははっきりわかっていません。
古英語の綴りは cǣɡ͑ /kǽi/ で、音の規則に従って変化していれば、今ごろは /kéi/ という音になっているはずのところ、現在は /kíː/ と発音されています。これは北部の方言によるものと推定されています。
key の意味はもとより「鍵」「秘訣」の意味ですが、音楽に関連する「音階、キー、鍵盤」といった意味が加わったのは16世紀ころから、コンピュータに関連する「キー」「入力する」、さらに形容詞として「重要な」「鍵となる」という使われ方は19世紀になってからです。
keyboard「キーボード」、keyword「キーワード」など、key に関連する語がありますね。
でもおそらく小学生からは「monkeyは?」という質問がくると予想されます笑
monkey の語源を調べてみると、こちらもはっきりとわかっていないようですが、中世低地ドイツ語、または中世オランダ語の *moneke に指小辞(ちっちゃい!)を表す -y がついたのではないかと考えられています。
key とはまったく関係がないということでした(≧∇≦)
key は語源を考える上でも、謎解きの「鍵」となりそうです。