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教室日誌一覧

2026.8.19
カテゴリー: 教室だより

2026.8.19 #141 “you”

2026.8.19 #141 “you”

今日は幼児クラスからスタート!

人の話を聞かないくらいに元気すぎる!まずは、お話をきちんと聞くようにしましょう。それにしてもかわいい(^^)

そして、中学生クラスのスピーチの暗誦。今週末、県大会に出場する子たちは、ほぼ暗誦できていました。

できなかった子もいました。まずは覚えてください!

 

『英語語源ハンドブック』の見出し語に基づいて英単語の語源を学ぶシリーズ、第141回は “you” 「あなた・あなたたち」です。
二人称単数・複数の主格・目的格としての you だけでなく、your, yours も併せて二人称代名詞をすべてみていきましょう!

 

古英語期から見られる英語本来語です。
you は古英語では複数主格の ġe(中英語 yē)、複数対格・与格の ēow(中英語 yow, you)からきています。

 

ん?  「対格」って何?
→ 「あなたたちを」にあたる(直接目的語と言います)
I will introduce you to my parents.
「あなたたちを私の両親に紹介します」

 

では「与格」って何?
→ 「あなたたちに」にあたる(間接目的語と言います)
He gave you keychains as a souvenir from Hawaii.
「彼はハワイのお土産としてあなたたちにキーホルダーをくれた」

 

このように、現在の「目的格」にあたる(~に、~を)は、古英語では「対格・与格」と分かれていたのです。また現在の「所有格」は「属格」の呼び名です。
とにかく you は、複数形の ġe , ēow からきているということですね。

 

では、単数形は?
古英語・中英語では「あなた」の単数形と複数形が別々でした。
単数では you – your – you のように現代風に言うと、古英語で þū – þīn – þē、中英語で thou – thy – thee と言う形があったのです。初期近代英語期(1500~1700年)まで thou – thy – thee は使われていました。その頃、thou は「親しい人(自分と同等か、自分より下の人)」に「きみ、おまえ」のように使われ、複数の ye は「敬称(自分より上の人)」で「あなたさま」のように使われるようになりました。それが結果的に敬称の ye (you) のみが残り、thou の方は使われなくなっていったのです。
それで現在では単数も複数も you – your – you になったというわけです。

2026.8.18
カテゴリー: 教室だより

2026.8.18 #140 “warm”

2026.8.18 #140 “warm”

本日より2学期のレッスンが始まりました。子どもたちはまだ学校が夏休みのせいか、少し眠そうな表情の子もいましたが、元気な子どもたちに会えて嬉しかったです(^^)

 

『英語語源ハンドブック』の見出し語に基づいて英単語の語源を学ぶシリーズ、第140回は “warm” 「暖かい、温める」です。

 

古英語期から見られる英語本来語です。
古英語では wearm の綴りで、当初より形容詞として「暖かい」、動詞としては werman「温める」、 wearmian「温まる」として使われていました。形容詞、他動詞、自動詞の綴りがすべて違ったのですね!

 

印欧祖語の *gʷher- (熱する) に基づいています。
ゲルマン語(英語のきょうだい言語) にも、オランダ語・ドイツ語 warm、古ノルド語 varmr のように見られています。

 

warm は「(気温・飲食物・衣服などが)暖かい」の意味ですが、そこから16世紀頃には「(人の)心が温かい、思いやりのある」や、18世紀には「(色が)暖かみのある、暖色系の」などの意味も出てきています。

 

warm weather (温暖な天気)
warm milk (温かい牛乳)
warm sweater (暖かいセーター)
a warm person (心の温かい人)
warm welcome (心のこもった歓迎)
warm colors (暖色)

 

印欧祖語の *gʷher- (熱する) に基づく語には他に、英語本来語で burn (燃やす、燃える)、ギリシア語由来では thermo- (熱の) で始まるthermometer (温度計)、thermos (魔法ビン)、thermostat (温度自動調整器)などがあります。

2026.8.16
カテゴリー: 教室だより

2026.8.16 #138 “until”

2026.8.16 #138 “until”

『英語語源ハンドブック』の見出し語に基づいて英単語の語源を学ぶシリーズ、第138回は “until” 「…まで」です。

 

今から800年くらい前の12世紀に最初の記録が見られます。 un + till からできている語で、un- は古ノルド語の und- (…まで)、till は古英語期にやはり古ノルド語 til  (…へ、…まで) から英語に入っていたものが合わさってできた語です。

 

until とtill 。どちらも「…まで」の意味ですが、どう違うの?
どちらも同じように使いますが、until の方が「一般的で堅い言い方」のようです。

 

前置詞では
untill / till now (今まで)
I waited untill / till noon. (私は正午まで待った)
I’ll be here untill / till 5:00. (5時までここにいます)
接続詞は以下の感じ
Wait here until I come back. (戻るまでここで待ってて)
You never know until you try. (やってみるまでわからない)

 

どちらも前置詞、接続詞として使われますが、till の方が口語的、接続詞としてはuntil の方がしっくりくる気がします。

 

また間違えやすいのが、前置詞 until / till と by です。
until / till は「…まで」、 by は「…までに」です。
by は行為がその時点までに完了しており、until / till は行為がまだ継続していることを表します。

 

He slept until / till noon. (彼は正午まで寝た)
I have to write this report by tomorrow. (明日までにこのレポートを書かなければならない)

 

until (…まで) ができたのは中英語期ですが、古英語期にはすでに till が英語に入ってきていましたので、until は古ノルド語と英語がタッグを組んだことになります!この時期はイングランド北部にて古ノルド語を話していたヴァイキングと、英語話者のアングロ・サクソン人が混ざり合っていたのです。人が交わると言葉も交わるということですね〜。