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アラブの友達
名古屋市 有松 桶狭間 ECCジュニア緑区清水山教室の栗永 皆子 (くりなが みなこ) です。アメリカ ポートランドでの緊迫したある夏の日のことを思い出しました…。
“Iraq invaded Kuwait !! ”
(イラクがクウェートに侵攻した!)
青ざめた顔でアラブの友達は校庭で話をしていました。インヴェード?インベーダーゲームのインヴェードね。意味は侵攻だったね…。イラク?クェート?侵攻?すぐには状況が飲み込めなかった私。
アラブと言えば砂漠とラクダ。世界史の本で見た写真が全てでした。ポートランドにいたアラブの友達は、サウジアラビア、UAE(アラブ首長国連邦)、クウェート、スーダン、レバノン、イランから来ていました。レバノンの子は内戦で自分の街ベイルートは破壊されたと悲しそうに話してくれました。
国は違ってもイスラム教でつながっているので彼らは仲良しでした。教科書でラマダンも習いました。太陽が出ている間は断食して、日が暮れたら食事をします。そんな光景も目の当たりにして、彼らの存在や生活は飛び出す絵本のように立体的に私の目に飛び込んで来ました。
去る8月2日がクウェートがイラクに侵攻された日。今年の名古屋は耐えられないほどの暑さですが、ポートランドの夏は過ごしやすく朝は非常にさわやかでした。9月頃の出来事だったと思うほどの気候で、少し湿った芝生の上での立ち話でした。
“Iraq invaded Kuwait !! ”
この衝撃的な一言は、英語は実際に使ってみて本当に生きた働きをする事、やっぱり世界は平和でなくてはいけない、と思った思い出深い一言です。あの頃のみんな、どうしているかな。
ECC清水山教室の皆さんも、身の回りの事から世界へ目を向けてみてくださいね。まずは日々の英語の練習から。毎日暑いけどがんばりましょう♪